ウェットスーツの卸販売等を行う神奈川県茅ヶ崎市の有限会社リキッドローアは、3D高性能カメラで瞬時に採寸を行うカスタムウェットスーツのオーダーシステム「BODY iD」を開発した。
「BODY iD」は、直方体のフレームの中に設置された3D高性能カメラが人体を自動スキャンするこで瞬時に採寸を行い、パターン作製まで一貫して行うシステム。
通常、カスタムウェットスーツの採寸では、身長や体重、首まわりや手首・足首まわりなど全身約30部位の寸法を測る必要があり、20分以上かかることも多いが、この「BODY iD」は約10秒でその工程が完了する。他人の手による計測もないため、採寸時のストレス軽減も期待される。
同社は開発の一環で、人体採寸における3Dデータのパターン展開プログラムについて特許を取得。従来のシステムでは不可能だった、パターンデータを展開できるレベルの3Dデータが採寸可能になった。
更に、3Dスキャンしたデータから自動的にパターンを作成するプログラムも開発。動体裁断理論を参考にした技術を取り入れ、身体の3次元の構造をすべてデータ化することで、身体の動きに合わせたパターン作製できる。これにより、生地の伸縮性だけではない動きやすさと耐久性に優れたカスタムウェットスーツが提供可能となる。同サービスはアンダーウェア、スイムウェアやフィットネスウェアのオーダーメイド生産に応用もできる。
「BODY iD」は、2022年3月から、HURLEY STORE TOKYO、ムラサキスポーツ鵠沼店、オッシュマンズ原宿店、他全国提携サーフショップで展開予定だ。
「BODY iD」
Instagram:https://www.instagram.com/body_id_technology/
有限会社リキッドローア
所在地:〒253-0055神奈川県茅ヶ崎市中海岸2-5-5-116
代表取締役:神保 幹夫
設立:2004年8月
事業内容:マリンスポーツ用品・衣料
ウェットスーツの企画・卸販売、輸出入 ライセンシー:HURLEY (ウェットスーツ)
会社HP:http://hurley-wetsuits.jp
(THE SURF NEWS編集部)