メンズのワイルドカードとして2008年のタヒチ戦、ブルーノ・サントス(BRA)以来、実に14年ぶりにCT優勝を果たしたハワイのバロン・マミヤ。
ジュニア時代からパイプラインのイベントで優勝するなどノースショアでは目立つ存在であり、2018年、2019年にワイルドカードでCT出場経験もあるため、ご存知だった方も多いと思うが、今回の『Hurley Pro Sunset Beach』での優勝、ワイルドカードにしてカレントリーダー、つまり現在世界一のサーファーになり、一躍時の人になった。
そんなバロンのショートムービー「Silent Motions」が自身のYouTubeチャンネルで公開。
パイプでの開幕戦、サンセットビーチでの優勝を追った情熱ギッシリの内容だ。
プロフィール
メインスポンサーは「RVCA」
ホームタウンはハレイワ。
2000年1月27日生まれで現在22歳。
175cm、62kgと絞られた身体でパイプラインのバレルからサンセットビーチのマニューバー勝負。
更にスモールサイズでのエアリアルもこなす生粋のコンペティターだ。
3歳の時にノースショアでサーフィンを始め、2012年からWSLのプロジュニアにエントリー。
2017年にはサンセット、タヒチ、パイプで3連勝する。
ジュニア最後の年となった2018年は『Vans US Open of Surfing』でも優勝と多くのタイトルを手に入れていた。
QSは2017年からジュニアと併行して精力的に世界を回り、2019年には『Volcom Pipe Pro』での2位を含め、ランキング14位まで上り詰める。
そして、2021年の12月に開催された『HIC Pipe Pro』でジョン・ジョンに続く2位に入り、『Billabong Pro Pipeline』のワイルドカードを手に入れ、優勝したケリーと接戦を演じて9位。
この活躍を認められて続くサンセットビーチでもワイルドカードを手に入れ、ファイナルで五十嵐カノアを倒して見事優勝する。
3月3日からポルトガル・ペニシェで開幕するで『MEO Pro Portugal』にもイエロージャージを着て参加することが決定した。
彼のシンデレラストーリーはまだ始まったばかりだ。
(空海)