サーフィンチャンピオンシップツアー(CT)は、ハワイでの2戦からヨーロッパへ舞台を移し、第3戦『MEO Pro Portugal presented by Rip Curl』が明日3月3日から13日の予定でポルトガル・ペニシェで行われる。
前回、ポルトガルでCTが行われたのは、新型コロナウイルス感染拡大前の2019年10月と2年以上も前。その時はイタロ・フェレイラとキャロライン・マークスが優勝している。
ワイルドカード&リプレイスメント
メンズは、ガブリエル・メディナ、ヤゴ・ドラ、リアム・オブライエン、カルロス・ムニョスが引き続き欠場し、リプレイスメントには、バロン・マミヤ、マシュー・マクギリヴレイ、カイオ・イベリ、そして地元ポルトガルのヴァスコ・リベイロが出場する。
イベントワイルドカードは、地元ポルトガルのアフォンソ・アントゥネスとフランスのジャスティン・ビクレ。
ウィメンズは、初戦で負傷したキャロライン・マークスが引き続き欠場のため、代わりにブロンテ・マコーレーが第2戦から引き続き出場。
イベンドワイルドカードは、ティア・ブランコ。ティアは昨年放送されたサーフィン版リアリティ番組『The Ultimate Surfer』での優勝で得た3枚のCTワイルドカードチケットの1枚目を今大会で使用することになる。
五十嵐カノアはいつ登場?
現在ランキング2位につけている五十嵐カノアは、オープニングラウンドのヒート6にクレジット。カラム・ロブソンとアフォンソ・アントゥネスと対戦予定となっている。
第1戦のパイプラインでは5位、第2戦のサンセット・ビーチでは準優勝と安定した勝負強さと好調を見せ、現在世界ランキング2位につけている。ポルトガルには別荘があり、気のおけない友人も沢山いるお気に入りの場所でもあり、2019年のバリ島クラマス以来の優勝、好成績でのイエロージャージ獲得が期待される。
男子ヒート表
女子ヒート表
ファイナル5とミッドシーズンカット
今大会のポルトガルを含めて、前半は残り3戦。今シーズンは5戦目が終了した時点でミッドシーズンカットが待ち構えており、CT後半戦に進めるのはメンズが上位24名、ウィメンズが上位12名とかなり絞られることになる。
第2戦を終えた現時点で、前シーズンのファイナル5メンバーの多くがカットラインの外(CS行き)という波乱の状況になっている。
現在カットライン外なのは、ガブリエル・メディナ(38位、2戦欠場)、コナー・コフィン(27位)、モーガン・シビリック(31位)、タティアナ・ウェストン・ウェブ(14位)、サリー・フィッツギボンズ(14位)、ステファニー・ギルモア(16位、初戦欠場)。
波情報
3月1日時点のSurfline予測では、イベント期間中はスウェルが豊富に入ってくるものの、ストーミーコンディションになる日も多く、風に左右されることになりそう。
ウェイティングピリオド初日の3月3日は、8~10フィートまでサイズアップするものの、強烈なサイドショア~サイドオンショア予報。
4日も強烈なサイドオフショア~サイドが続く見込み。5日午前は軽いオンショアで、午後は変向風の予報。
6日以降は風がオフショアに回るものの、波もサイズダウン傾向だ。
LIVE映像
最新情報は以下より。
ライブ配信・WSLイベントページ
https://www.worldsurfleague.com/events/2022/mct/3889/meo-pro-portugal
https://www.youtube.com/wsl
(THE SURF NEWS編集部)