(カデットで優勝した渡邉壱孔)Photo: THE SURF NEWS/Kenji Iida

QS1000「アジアオープン」開幕!

5月のオーストラリアからスタートするCS(チャレンジャー・シリーズ)の日本予選、並びに3月30日に静波サーフスタジアムで開催される「第3回ジャパンオープンオブサーフィン」の予選となるQS1,000「アジアオープン」が東京オリンピックサーフィン競技の会場、釣ヶ崎海岸、通称「志田下」で3月21日~27日に開催。

日本でWSLイベントが行われるのは2019年以来、実に3年ぶり。
アメリカ、オーストラリアなどですでに多くのQSが開催されている中、ようやくアジア、日本のQSが始動した。

なお、QSの他、プロジュニア、16歳以下のチャレンジカップと3イベントが行われる。

大会公式サイト:https://asia-open.org/

チャレンジカップ

(渡邉壱孔)
Photo: THE SURF NEWS/Kenji Iida

3イベントの内、まずは開催期間前に16歳以下によるチャレンジカップが行われ、ヘッドオーバーサイズのハードコンディションで進行。

初日に終了した16歳以下のカデットはJPSAのアマチュアシード権を獲得した千葉銚子の渡邉壱孔が優勝。
SFで8ポイント台を出し、ファイナルではバレルメイクで他を圧倒していた。

(ファイナルでバレルをメイクした渡邉壱孔)
Photo: THE SURF NEWS/Kenji Iida

2日目に終了した16歳以下のガールズは2021年のJPSAグランドチャンピオンの松岡亜音を始め、松野杏莉、池田美来、佐藤季など16歳以下にも関わらず、プロが多数参加。
先日の鴨川でのプロトライアルでプロ資格を得たばかりの庄司莉花、畑ハイネも出場していた。

そんな中、パワフルなターンで攻めた松岡亜音が際立っていたが、ファイナルでは鈴木莉珠が際どいターンをメイクして7ポイント台を出し、この一本が勝負の決め手となり、優勝。

(ガールズ優勝は鈴木莉珠)
Photo: THE SURF NEWS/Kenji Iida
(鈴木莉珠)
Photo: THE SURF NEWS/Kenji Iida

12歳以下のグロムは湘南藤沢の佐藤頼斗が同じNSAのライバルでもある強矢凛太郎とファイナルで熾烈な争いをして逆転優勝を決めた。

(グロムは佐藤頼斗が優勝)
Photo: THE SURF NEWS/Kenji Iida
(佐藤頼斗)
Photo: THE SURF NEWS/Kenji Iida

チャレンジカップ結果
カデット(16歳以下)
1位 渡邉壱孔
2位 長沢侑磨
3位 加藤賢三
4位 松永健新

Photo: THE SURF NEWS/Kenji Iida

ガールズ(16歳以下)
1位 鈴木莉珠
2位 松岡亜音
3位 高橋花音
4位 飯塚美空

Photo: THE SURF NEWS/Kenji Iida

グロム(12歳以下)
1位 佐藤頼斗
2位 強矢凛太郎
3位 宇野雅志
4位 松野太郎

Photo: THE SURF NEWS/Kenji Iida

「アジアオープン」本戦はプロジュニアから開幕

(会場の志田下)
Photo: THE SURF NEWS/Kenji Iida

「アジアオープン」の本戦は3月21日に20歳以下のプロジュニア、メンズから開幕。
お昼現在、Round of 64が進行中。

村田嵐、伊東李安琉、金沢呂偉、岩見天獅、平原颯馬などがラウンドアップ。
チャレンジカップで優勝した渡邉壱孔も通過している。

ライブ中継はWSL公式サイトで配信中。

WSL公式サイト:http://www.worldsurfleague.com/

QS注目選手

(都筑有夢路)
PHOTO:© WSL/Poullenot

「アジアオープン」のQS1,000
メンズはRound of 104から始まり、Round of 96には伊東李安琉、田中英義、大野修聖を始め、強豪が揃っている。
更にRound of 64から登場するトップシードは大原洋人、村上舜、稲葉玲王を始め、2021年のJPSAグランドチャンピオン、西慶司郎など優勝候補が続々と登場する。

ウィメンズはRound of 36から始まり、Round of 32に都筑有夢路、前田マヒナのオリンピアンを始め、松田詩野、川合美乃里、脇田紗良、松岡亜音など日本のトップ選手が全てエントリーしている。

なお、CSの枠は男子上位3名、女子上位4名。
更に男女各1名にWSLワイルドカードが割り当てられる可能性がある。

「ジャパンオープン」の出場権は男女上位4名。

大会公式サイト:https://asia-open.org/

(空海)

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