2022年1月8日、世界のビッグウェーバーの聖地とも言えるポルトガルのナザレでブラジリアンのチャンボことルーカス・チアンカがギネス世界記録更新の可能性がある波に乗った。
現在のメンズのギネス世界記録は2017年11月8日にブラジリアンのロドリゴ・コシャがナザレで乗った80ft(24,38m)で、これは2011年のギャレット・マクナマラが記録した78ftの記録を塗り替える波だった。
ビッグウェーバーの名誉でもある『QUIKSILVER XXL BIGGEST WAVE AWARD』も獲得して大きな話題になった。
そして、今回のチャンボが乗った波は97.3ft(29.67m)と言われている。
非現実過ぎてピンとこない方も多いだろうが、普段私たちが日本で乗る波の平均は3-5ft(0.9m〜1.52m)くらい。
97.3ftはビルでいうと7〜8階建の高さなので、相当な大きさと想像ができる。
正式にはWSLが計測してもしギネス世界記録更新をしていたら後日報告されるだろう。
チャンボといえばBWT(ビッグウェーブツアー)のナザレの常勝者で、2021/2022シーズンの『The TUDOR Nazaré Tow Surfing Challenge』で2連覇を達成している。
彼のナザレでのライディングは異次元であり、今回ギネス世界記録更新に成功しても誰も驚かないだろう。
(空海)