3月30日に静波サーフスタジアムで行われた「第3回ジャパンオープン」で優勝した村上舜の怪我について、かかとの骨折で全治2~3ヶ月と診断されたと、大会実行委員会が発表した。
同大会の男子決勝では、大原洋人との白熱した戦いを見せた村上舜。決勝序盤では大原にリードされたものの、6本目のライディングでフロントサイドのフルローテーションエア―で9.43をマークし逆転。そのまま逃げ切り優勝を決めたが、ラスト8本目でバックサイドエアーのライディングの着地に失敗し右足を負傷した。対戦相手の大原も心配そうに見守る中、村上は車椅子で会場を後にし、表彰式も欠席していた。
本日31日、村上舜は大会実行委員会を通じて下記のコメントを発表した。
「皆様、ご心配頂きありがとうございました。
無事、検査が終わり、幸いにも手術の必要は無く、踵の骨折との診断結果でした。全治2,3ヶ月ほどだそうです。
エアーの際に体勢を誤り、怪我に繋がってしまいました。
しかし、WCTに入る為のチャレンジャーシリーズに向け、前を向いて努力し、今はやれる事をやり、準備していこうと思います。
第3回ジャパンオープン優勝する事ができ、とても嬉しく思います!ありがとうございました。」
また、30日の夜には、自身のインスタグラムで「楽しんでもらえたらそれでよし。バリトから復帰目指します」とも投稿していた。
村上舜が参戦を予定していたWSLのチャレンジャーシリーズ(CS)は5月から開幕。全8戦のうち、第1戦ゴールドコーストは5月7日から、第2戦マンリーは5月17日からとなるため欠場の可能性が高そうだが、7月3日から始まる第3戦南アフリカ・バリトーでの復帰を心待ちにしたい。
なお、村上舜がCSの第1戦、第2戦を欠場した場合、そのスポットが誰に割り当てられるのかについてはWSLにて協議中との話もある。WSLルールブックによれば、CSから欠場選手が出た場合はWSL本部(Office of Tours and Competition)が決定するワイルドカードとなるため、アジアや日本からもう1名が出場できるのかについては定かではない。
(THE SURF NEWS編集部)