海でのサーフィンが一般的ではない内陸エリア、特にヨーロッパで人気を博してきたリバーサーフィン。
一般的なサーフィンのように動く波に対しステイショナリーウェイブ(静止した波)と呼ばれ、地形の関係から海の波のようにフェイスの発生する場所でライディングを楽しむフローライダーのようなものです。
ヨーロッパでのリバーサーフィン人気が高い事から、今では人工のフローライダー系ウェイブプールが続々とヨーロッパで建設されていて、ヨーロッパを飛び越えて日本の大井町でも今年の夏にオープンとなっています。
そんなリバーサーフィンですが、ついに遊びの域を超えて競技スポーツの道へと今年から進化します。
ツアーイベントを運営する組織は「RSL(Rapid Surf League)」。リバーサーフィンと言えばドイツのアイスバッハ川が有名で、英語圏の人にリバーサーフィンがどのようなものなのかを説明する際に「Rapid(急流と言う意味)」という単語で説明していたことに起因するとのこと。
気になるRSLイベントについてですが、イベントの種類は「Roots(ルーツ)」、「Speacialty(スペシャルティ)」、「League(リーグ)」の3種類から成ります。
ルーツイベントは、リバーサーフィンのルーツである川で行うもので、まさにリバーサーフィンのルーツを体現したイベントになります。
スペシャルティイベントは、イベント毎にフォーマットがフレキシブルに変更可能ないわゆる型にハマらないイベントになるそうです。
最後のリーグイベントこそが、いわゆるサーフィンのワールドツアーに似たようなもので、初年度の今年で言えば4つのイベントが予定されていて、各イベントの結果に応じてシーズンのチャンピオンが決まるもの。
まだまだ産声を上げたばかりのRSLであり、今後の変更点は多々あると思いますし、現在はリバーサーフィンが流行っているヨーロッパがメインとなっています。
しかし、今後は世界中へとリバーサーフィンの輪を広げていくことを目標にしているとのことで、どのような成長を遂げていくことになるのか楽しみです。
公式サイト「Rapid Surf League」
All Images by RSL