CI(チャネルアイランズ)から2022年の新モデルとして発売中のHappy Everydayについて、その誕生秘話や機能性、CIのHappyシリーズについて、シェイパーのブリット・メリック本人が解説する動画が公開された。
人気パフォーマンスモデルTwo Happyから派生したHappy Everydayは、日常的に出会うコンディションでもリッピングできるようにチューニング。波がパッとしないけれど、それでも張り切ってパフォーマンスサーフィンがしたい、そんな時に選ぶ1本としてデザインされている。
CIの“Happy Family”が完成
Happy Everydayの登場により、トリップから地元の海まで様々な波に対応できるクィバーを揃えたシリーズ「Happy Family」が完成。
波が良い時はパフォーマンス向きのTwo Happy、日常的に使うにはHappy Everyday、そしてサイズが上がった時やトリップ中、ステップアップしたい時はHappy Travelerモデルを選ぶ。それぞれ特徴がありながらも、同じ「ファミリー」だけに似たような性質があり、違ったコンディションでも慣れた乗り心地を期待できると言う。
タジにインスピレーションを得たボード
Stab誌のボードテストSITDの誘いが来た時、彼らのオーダーは小波パフォーマンスのボードで、テストライダーがタジ(バロウ)になると推測したブリット。タジのライディングが大好きな彼は、何か新しいボードを作ろうと意気込み、デーン・レイノルズにアウトラインやロッカーなどいろいろ相談した。
SITDの締め切りまでに9本を制作したが、デーンはそのどれもあまり納得がいくものじゃなかったという…しかし、結局7本目か8本目を選びタジ用にチューニングして送り出したところ、タジが気に入りSITD準優勝という好成績を残した。Happy Everydayはこの時のボードデザインがモデルになっている。
ロッカーの変化でスピードと回転性を両立
小波用の設計なので、ノーズに幅があり、フロントフィンにかけてレールが平行に近い。そこからメリック特有のヒップがあり、テールを少しだけ絞っている。ノーズからフロントフィンにかけて控えめなロッカーにしているので、パドルからテイクオフのスピードが良く、テールに強めなロッカーを入れることで回転性を持たせている。前足で加速し、後ろ足でかじ取りをするイメージ。テールに深いダブルコンケーブを入れることでさらにレール・トゥ・レールの反応が良くなると言う。
小波でもしっかりパフォームしてくれるHappy Everydayは日本の夏に出会うコンディションでも力を発揮してくれる気がする。気になる人はCIディーラーか公式ホームページまで。
ケン・ロウズ