2019年CTのケリー・スレーターを追ったドキュメンタリー作品『Lost Tapes』の最新エピーソード「The Dream Tour」が公開。
オーストラリアレッグの前2エピソードから今回はインドネシアのバリ島へ移動。
ケリーにとってバリ島は親友でこの島のレジェンドであるリザール・タンジュンなどがいて常に波も最高という楽園のような場所。
コロナ禍にも長期滞在していたことが当時取り上げられていた。
2019年のバリ島戦と言えば、五十嵐カノアのCT初優勝が大きな話題になったが、その年の4月に自殺未遂の末、オレゴンの病院のICUで何週間も危篤状態が続いていた2000年のワールドチャンピオン、サニー・ガルシアのこともサーフィン業界では大きなニュースとして連日取り上げられていた。
ケリーとサニーは同年代のライバルであり、親友でもある。
戦友とも言えるサニーの容態をコンテスト期間中に聞いたケリーはカメラの前でも構わず涙を流し、感情的になっていた…。
その他、作品の後半ではカノアとケリーのSFでの対戦の模様がヒート前から映し出されている。
WSLは最近になって爆発的な収益成長や視聴者急増を発表しているが、ライブ中継のみならず、ここまでクオリティの高いドキュメンタリー作品を制作していること考えれば十分に頷ける。
ちなみにApple TV+の「Make or Break」も素晴らしい作品なので、ぜひ見て欲しい。
『Lost Tapes』次の目的地はマーガレットリバー。
長い旅はまだ続く。
(空海)