(2016年に5度目のタヒチ戦優勝を決めたケリー) PHOTO: © WSL/Cestari

ケリー・スレーター、現役最後の優勝なるか?チョープーでの記録を振り返る

すでにウェイティングピリオドに入っているCT最終戦『Outerknown Tahiti Pro』

会場のタヒチ・チョープーには今週の前半〜中盤にかけて10ftクラスのウネリが入る予想となっており、一気にイベントが進行する可能性もある。

今イベントはワールドタイトルを決める『Rip Curl WSL Finals』進出の5名や、16年ぶりに復活するウィメンズが2024年パリ五輪も見越してどれだけ進化しているかにが一番の注目ポイントだが、チョープーで最多優勝記録を持つケリー・スレーターが開幕戦に引き続き、優勝する可能性も示唆されている。

WSLがピックアップしたケリーのタヒチの記録はどれも超人的。

17回の出場の内、優勝が5回。
もちろん、最多記録。
パーフェクト10が7回。
エクセレントスコアが71回。
ヒート勝率が79%。
アベレージヒートスコアが16.23。

2005年、2016年には1ヒートで10ポイントを2本出すパーフェクトヒートを達成しており、特に2016年は更に2つの10ポイントも出して最後にはジョン・ジョンを倒して優勝。ワールドタイトルから遠ざかってきたケリーの強さを改めて感じさせたイベントだった。

また、イベント名から分かる通り、選手にして自らのブランドがスポンサーというケリーしか出来ないような偉業も達成。
もちろん、スポンサーだからの忖度はないが、それだけケリーがこの波を愛している証拠であり、その愛が結果に結びつく可能性もある。

ケリーはオープニングラウンドでカレントリーダーのフィリッペ、ワイルドカードのネイザン・ヘッジと対戦。
ファン投票がフィリッペを上回っているのも興味深い。

(空海)

※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等を禁じます。