ヨーロッパにおいて内海となり風波がメインと言う事で、サーフィンの環境としては決して恵まれているとは言えないイタリア。
そんなイタリアのイメージを一変させたのは、イタリア人サーファーとして2017年に初のCTサーファーとなったレオナルド・フィオラヴァンティの存在。
その後のレオは東京五輪にイタリア代表として出場し、イタリア人サーファーの存在を知らしめましたからね。
一度道が開くとCT入りも夢じゃないといった勢いが生まれ、現在のイタリアサーフシーンは才能溢れるグロメットが多数存在し、その中の一人が9歳にしてインドネシア中のバレルにチャージしているロッコ・リギアコ(Rocco Rigliaco)。
ロッコは先日、スタブ誌のSNSでも紹介されたほどの期待されているグロムサーファーと言う事で、どのようなバックグランドのサーファーなのか紹介していきます。
9歳で注目されるほどのサーファーと言う事で、当然ながら両親はサーファーであり、両親は揃ってナショナルサーキットを転戦していたコンペティター。
父親はインドネシアのバリ島スミニャックにイタリアンレストラン「La Bracca」をオープンさせたことで、一家の生活はバリ島とイタリアのチェルヴィニアを行き来しているそうです。
国を跨いだライフスタイルと言う事で気になるのは学校生活で、ロッコにとって1年の半分以上と最も長期間滞在しているのがバリ島ということで、バリ島でインターナショナルスクールに通っているとのこと。
冬になると両親が山小屋を運営しているチェルヴィニアに戻り、その際はオンラインレッスンを受けてカバーしているそうです。
ロッコの夢はプロサーファーとしてワールドチャンピオンになることで、すでにバリ島でコーチングを受けていると言います。
興味深い点として、バリ島は波が良いので苦手となるのはQSイベントなどでコンディションの悪い時のパフォーマンスですが、敢えてチョッピーコンディションの時などに練習で入ったりするそうです。
そんなロッコにとって唯一無二の憧れのプロサーファーは、イタリアを代表するレオナルド・フィオラヴァンティ。
レオもロッコのサポートには力を入れていて、実はレオがロッコほどの年齢の頃、ロッコの父親にお世話になっていたという経緯があったのだそうです。
イタリアと言う国のサーフシーンにおける絆や繋がりにより、今後第2のレオが登場するのか、もしくはロッコが第2のレオになるのかなど注目ではないでしょうか。
参照記事「Rocco Rigliaco is the face of the new generation」
(World Surf Movies)