一般的なサーファー向けのウェーブプール同様、盛り上がりを見せているのがフローライダー系となるウェーブプール。
同プールで発生させる人工波は「Stationary Wave(移動しない波)」と呼ばれ、リバーサーフィンに近いと言えます。
そしてリバーサーフィンと言えば有名なのがドイツのミュンヘンにあるアイスバッハ川という事もあってか、フローライダー系ウェーブプールはヨーロッパで高い人気を誇ります。
ヨーロッパは海が無くてサーフィン出来ない国なども多くあるので、一般的なサーフィンよりも馴染みやすいのかもしれません。
そのフローライダー系ウェーブプールに新たな新規参入が登場、参入社はカナダのブリティッシュコロンビア州を拠点とする「Ka’ana Wave Co.」。
カアナが自身の造波装置をお披露目したのはホームであるブリティッシュコロンビア州のブリタニアビーチで、日本でも耳にする「ポップアップストア」ならぬ「ポップアップサーフパーク」として登場したとか。
一般的にサーファー向けのウェーブプールと言うとプールの建設ありきですが、カアナの造波装置「CM7」は移動可能なモバイル仕様なのです。
CM7はシリーズプロダクトと言う事で、今回お披露目となったのは同シリーズで最小サイズとなる「XS」で、既存のプールやラグーンなどで水深4フィート(1.2メートル)に40’ x 30’のサイズで設置可能。
XSで発生可能な波は腰サイズで、より規模の大きなXLになればオーバーヘッドほどのサイズも発生可能とのこと。
さて、モバイル仕様のフローライダー系ウェーブプールと言えば、過去にはUNITサーフプールも発表しているので、今後は主流になるのかもしれません。
プールと言う箱を自ら建設するよりも手軽なので、普及のスピードは桁違いになりますし。
個人的には、オーバーヘッドほどのサイズとなれば、どれほど高い壁のような波になるのか気になります。
(World Surf Movies)