現地時間9月17日、カリフォルニア、ハンティントンビーチを舞台とした『2022 ISA World Surfing Games』は大会初日。
MC席にサンタクロースのように白髭ヒゲをたくわえたバートン・リンチを迎え、メンズのR1の全てのヒートが進行後、R2の2ヒートのみが行われた。
今イベントは2024年パリ五輪の最初の選手選考にもなる重要な大会。
優勝国が男女1名の出場権を獲得できる。
日本代表はR1を全て1位通過したが…
日本代表「NAMINORI JAPAN」はR1を全て1位通過。
オープニングヒートに登場した村上舜はエルサルバドル代表などを相手に6.23を含む、トータル12.06で快勝。
五十嵐カノアはH5で8.87を含むトータル16.87で2位以下をコンビネーションスコアに追い込んで圧勝。
世界トップレベルのエアリアルを披露して初日のハイエストスコア並びにハイエストヒートスコアを出して今年のCTトップ5の威厳を示していた。
上山キアヌ久里朱はH33でブラジルの強豪、タヒチでのCT最終戦で優勝したばかりのミゲル・プーポと前回のエルサルバドル大会で開催国の選手として活躍したブライアン・ペレスを相手に7.60を含むトータル14.60。
ミゲルとのクロスゲームを制していた。
なお、2ヒートだけ行われたR2では村上舜が難しいコンディションで波を待ち過ぎてしまい敗退。
敗者復活戦のリパチャージに回ることになった。
その他の結果
2024年パリ五輪の最初の選手選考にもなる今回のWSGは東京五輪に参加したサーファーも注目されている。
アメリカのコロへ・アンディーノ、イタリアのレオナルド・フィオラヴァンティ、チリのマニュエル・セルマン、アルゼンチンのレアンドロ・ウスナ、ペルーのルーカ・メシナスが勝ち上がった一方、インドネシアの和井田理央がリパチャージ行きに。
ペルーのルーカ・メシナスはR2も通過している。
CT選手ではアメリカのナット・ヤング、グリフィン・コラピント、ブラジルのミゲル&サミュエルのプーポ兄弟、ジャドソン・アンドレ、オーストラリアのジャクソン・ベーカーがR2進出を決めた。
フィンランドの15歳、エーリ・ティンペリ
R1で一番の番狂わせはフィンランドの15歳、エーリ・ティンペリがコロへ・アンディーノと和井田理央を抑えたヒートでしょう。
エルサルバドルでのワールドジュニアでも活躍していたエーリは「スタート時の波を待つ忍耐力が勝負の鍵だった。ジュニアよりも大分激しい戦いに感じるけど、この舞台に立てて嬉しいよ」と話していた。
スケジュール
大会2日目のスケジュールはメンズR2のH3から再開。
H3に五十嵐カノア、H17に上山キアヌ久里朱が登場する。
なお、リパチャージも行われる予定で、R2H2に村上舜がクレジットされている。
日本時間9月18日の23:30からヒート開始予定。
公式サイトでライブ中継が配信される。
ISA公式サイト:https://www.isasurf.org/
(空海)