東日本大震災によって甚大な被害を受けた福島県南相馬市の北泉海岸。
かつて駐車場などの施設が整備され、WSLの開催地としても定着。
サーフィンを軸にした街おこし「サーフツーリズム」のモデルにもなっていたこの海岸が本格的に再始動!
2本のPR動画を発表しました。
「はじめてのサーフィンin北泉海岸」
サーフィン歴20年以上の父親が「いつか子供と一緒に波に乗りたい」という夢を持ち、北泉海岸でサーフィン体験ができる「はじめてのサーフィン券」が自宅に届いたことで、子供たち(小5・中3)がサーフィンへ挑戦するドキュメンタリー動画。
BGMは「Def Tech」のMicroが結成した新ユニット「WST(ダブスト)」による「Waiting for the waves」
南相馬市在住のプロサーファー・佐藤 広プロが子供たちの先生となり、見事ロングライドを成功させます。
「RESTART -北泉海岸 再始動したサーフツーリズム」
2000年代はじめ、福島県南相馬市ではサーフィンを軸にした街おこし「サーフツーリズム」という構想が推し進められていました。
当時、北泉海岸のサーフポイントというポテンシャルを逸早く目をつけたのは福島大学の奥本教授。
サーフィン連盟や観光関連事業者、行政等、地域と一丸となってサーフィンを活用した街おこしに取り組み、成功。
全国からサーファーが集まり、WSLの開催地としても定着していました。
2011年3月、東日本大震災によってこの北泉海岸も甚大な被害を受けましたが、震災から3年目に再スタート。
ローカルサーファーが海に戻り、復旧工事が進められて2016年には南相馬市長杯サーフィンコンテストの再開。
2019年には海水浴場が再開され、2022年には12年ぶりにサマーフェスタが行われ、多くの人がこの海岸に戻ってきました。
「RESTART -北泉海岸 再始動したサーフツーリズム」と題したこの動画はサーファー坂口憲二さんのナレーションで震災後の「サーフツーリズム」に再挑戦するドキュメンタリー作品。
震災後、風評被害も含め、サーファーが離れてしまった北泉海岸を、どのように立ち上げていくのか?
有識者、関連団体、地元サーファーの声を中心にインタビューしています。
「北泉海岸をリスペクトして愛してくれる人がもっと増えていく。そんな未来を目指して南相馬市の挑戦は続く」
(THE SURF NEWS編集部)