クリエイターとしてのケイトリン・シマーズの才能とは?

2023年CTルーキーの中でも個性的なサーファーの一人、ケイトリン・シマーズ。

12歳でISAのワールドサーフィンゲームズのアメリカ代表に選ばれ、15歳で『US Open』優勝。
16歳でクオリファイを果たしたものの、まだ学生ということなどを理由に異例の辞退をして翌シーズンには再びクオリファイをして17歳にしてCTデビューを飾る謂わば天才サーファーだ。

その才能はサーフィンだけではなく、他人の編集が好きではなかったという理由から始めたビデオ編集が結果彼女のもう一つの楽しみとなり、才能が開花。
遂に23分の作品として公開されることになった。

作品名は「Toasted」

出演サーファーは本人、弟に加え、モリー・ピックラム、シエラ・カー、ベラ・ケンワーシー、マイケル・フェブラリー、イアン・クレーン、テック・ミッチェル、タナー・グダスカスなど。
主に彼女の周囲にいる仲間達が登場する。
CT選手の中では例の異例の辞退の時に繰り上げでクオリファイを果たしたモリー・ピックラムと仲が良いそうだ。

普段のケイトリンは俗に言う優等生とは違うカリフォルニアの茶目っ気たっぷりのティーンエイジャーだ。

彼女の映像の特徴はフィルムライクなクリップや、90年代のスケートボードビデオ、スパイク・ジョーンズ監督の『Video Days』などで多用していた魚眼レンズを使用した演出だろう。

彼女自身、スケートボードの腕前もなかなかのもので、スケートの他のスノーボードの映像もよく見るそうなので、サーフムービーよりインスパイアされているのかもしれない。

「Toasted」のフルムービー公開は2月6日。
すでにStab主催のプレミアが1月18日にカリフォルニアで行われ、大盛況だったようだ。

これからケイトリンはCTという世界最高峰の舞台に立ち、世界トップのサーファーと世界トップの波を巡ることになる。
そこでの経験と視点が彼女の非凡な感性と混じり合い、今までにはないような面白いサーフムービーが誕生する可能性がある。
クリエイターとしてのケイトリンにも注目したい。

(空海)

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