1月31日に発売された「ザ・サーファーズ・ジャーナル」日本版12.5号の読みどころを同誌のコントリビューティング・エディターも務める李リョウが紹介。
(写真はすべてTSJ12-5よりスクリーンショットさせていただきました)
インタビュー、クラウドアイカウ
クラウドさんは、いうまでもなくエディアイカウの兄弟でビッグウェイバーです。70代にしてワイメアをパドルアウトするんだからリスペクトです。この人の語りはシンプルですが、深いものがあります。サーファーならばズシリと来るでしょう。今号はこの記事からスタートしてください。
ポートフォリオ、テッド・グランボー
テッド氏は世界的な写真家集団マグナムで働いていた人ですね。スポーツイラステレイテッド誌の水着の女性なんかも撮っています。サーファーズジャーナルで写真集も上梓していて、サーフフォトグラファーとしては別格です。地球上の波のあるところに行けば彼がいる。そんな人です。旅が人生です。たぶんどこかの旅の空を今日も眺めていることでしょう。ジョニーBのショットは神業です。
デュークとフリーメイソン
都市伝説と思っていたフリーメイソン。ほんとにあるんだなってことがこの記事でわかる。びっくり、しかもデュークもそのメンバーでした。マジ!本当です!歴史に興味がある人はぜひぜひ!ちなみにアウトリガーカヌークラブってハワイの先住民は入会できないなんて初耳でした。それに対抗してフイナルがデュークによって設立された。なるほど〜まあハワイはアメリカに乗っ取られたようなものだからね。戦っても勝ち目はないし。アロハオエです。
すべての道は西に通ず
映画「ビッグウェンズディ」はマリブのサーファーたちの伝説がモチーフになってます。
伝説があったかって?〜それはこれを読めばわかる。でもこの記事は「ビッグ…」の裏話というのではなく、マリブのメンバーだったジムガンザーというサーファーの思い出話です。マリブという土地のすごいところはハリウッドと近かったことですね。とうぜん映画スターとつながるし、パーティーなんかも華やかになる。ということでやはり伝説です。
さて、このガンザーという人、80年代に流行ったブランド『ジミーズ』を作った人です。この人にどっかで会ったことあるな〜。ジミーズの権利を売って儲けたってその人は言ってました。場所は思い出せない。ジミーズは売れたブランドだけど〜サーファーには支持されなかったイメージがなんとなくある。あなた好きでした?僕は正直嫌いだったですね。ダセ〜と思ったけどね。この記事はカリフォルニアカルチャーが好きな人には一押しです。内容も充実しています。
マーボロイヤル/追悼 小室正則
先ごろ急逝された小室正則氏。奇しくも追悼記事となってしまったことをたいへん残念に思います。このストーリーは、小室氏の人となりをフラットな目線で描いた内容です。しかしながら、あの屈託のない笑顔の陰で、メンタル疾患に苦しんでいたことも知りました。ハワイと深いつながりがあったマーボーさん。ロイヤルという屋号にも所縁があったのですね。さすがです。心よりお悔やみを申し上げます。
(李リョウ)
THE SURFER’S JOURNAL(ザ・サーファーズ・ジャーナル)日本版12.5号
●世界でも選りすぐりのフォトグラファーによって捉えられた、サーフィンの美しく迫力に満ちた瞬間。
●新旧様々なライターたちに綴られる、本質的でバラエティに富んだストーリー。
最も信頼されるサーフィン誌として世界中のサーファーたちから愛され、書店では買うことができないライフスタイル・マガジン。
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