国際サーフィン連盟(ISA)は、2023年5月7~13日にエルサルバドルで開催される『ISA World Longboard Championship』(WLC)の復活開催を発表した。会場は、エルサルバドルの世界的に有名なポイントであるエル・スンザル。
前回の2019年フランス大会には32カ国から103名のサーファーが参加し、日本からは田岡なつみ、浜瀬海、北村健一、椛沢実里が出場。田岡の個人5位の他、国別対抗リレーAloha Cupで銀メダルを獲得した。
ロングボード種目は、1988年にプエルトリコで開催されたISA World Surfing Championship(現在のISAワールドサーフィンゲームス)で初めてISAのメダル部門として開催された後、2013年にペルーのワンチャコで単独イベントとして開催されるまでは、ISAワールドサーフィンゲームスの一部として開催されていた。
ISAは、2028年LAオリンピックでのロングボード種目採用を目指しており、継続的にスポットライトを当てていく。
ロングボードは、世界中のサーフカルチャーに欠かせない美しいスポーツであり、サーフシティ・エルサルバドルの素晴らしい波でこのスポーツを再び紹介することが待ち遠しいです。
すでにISAの最もエキサイティングで重要な世界選手権の一つであるこのロングボード種目は、2023年のサンティアゴ・パン・アメリカン・ゲームスや今年8月にバリで行われるANOCワールド・ビーチ・ゲームスに向けた、アメリカ大陸めの予選大会という付加価値を持っています。
エルサルバドルの素晴らしく長い波は、ロングボードに見られるパフォーマンス、スタイル、そして優雅さに完璧にマッチしています。ISAはサーフシティ・エルサルバドルと強いつながりを持ち続け、世界最高のロングボーダーがその海岸線の美しさと人々の素晴らしいもてなしを体験できることを大変うれしく思っています。
ブケレ大統領とバルデス大臣の並外れたサポートと、サーフィンを通してより良い世界をつくる、というISAの使命への理解にいつも感謝しています。
ISA会長 フェルナンド・アギーレ
サーフィン大会の定番であるISAワールドロングボードチャンピオンシップという国際大会をエルサルバドルで開催できることを誇りに思います。
今年は、エルサルバドルを世界のサーフィンの中心地とすべく、多くの重要なサーフィンのイベントを開催していきます。
ぜひまたお会いしましょう!
エルサルバドル大統領 ナジブ・ブケレ
エルサルバドルは、2019年のSUP・パドルボード世界選手権に続き、2021年のISAワールドサーフィンゲームスや2022年のISAワールドジュニアサーフィンチャンピオンシップなど、過去5年間で4つのISAメジャーイベントを開催。ブケレ大統領主導の国家戦略として、ワールドクラスの「サーフシティ」としてのポテンシャルを証明している。
(THE SURF NEWS編集部)