ハワイレッグでの2戦の後、ツアー一行はヨーロッパのポルトガルへ移動。
3月8日〜16日にCT第3戦『MEO Rip Curl Pro Portugal』が開催される。
ハワイレッグでの2戦を振り返るとベテラン、新人が混在する結果となり、メンズはロボことジャック・ロビンソン(AUS)とフィリッペ・トレド(BRA)が優勝。
ランキングトップはロボでポルトガルでは2戦続けてイエロージャージを着て戦うことになる。
ウィメンズはカリッサ・ムーア(HAW)とツアー2年目のモリー・ピックラム(AUS)が優勝。こちらは同率トップとなり、二人がイエロージャージを着用する。
会場は今年もペニシェ「Supertubos」
2009年に『Rip Curl Pro Search』の舞台としてスペイン・ムンダカに変わってヨーロッパレッグの中心となったポルトガルのペニシェ。
フランス戦がCTから外れてもポルトガルが残り、今年も「Supertubos」が会場として使用される。
「Supertubos」はその名の通り素晴らしいチューブになる世界最高峰のビーチブレイク。
暖かいハワイでのリーフブレイクから一転、冷たい大西洋のビーチブレイクで、フルスーツを着込んでの勝負となる。
ワイルドカードとリプレイスメント
『MEO Rip Curl Pro Portugal』のワイルドカードはフレデリコ・モライス(POR)、ティアゴ・カリーク(FRA)、ウィメンズはヨランダ・ホプキンス(POR)で、フレデリコとヨランダは東京五輪のポルトガル代表。
怪我で欠場するのはラムジ・ブキアム(MAR)、ジャドソン・アンドレ(BRA)、ジョアン・ディファイ(FRA)の3名。
リプレイスメントはカルロス・ムニョス(CRI)、ジョアン・ドゥルー(FRA)、テレッサ・ボンバロ(POR)が入る。
ハワイレッグを怪我で欠場したルーキーのソフィ・マックロック(AUS)は復帰して遂にデビューを果たすことになる。
ミッドシーズンカットまで残り3戦
2022年から採用されて賛否両論あるミッドシーズンカット。
全10戦の内、5戦終了した時点でのランキングで下位選手をカットするある意味残酷と言えるこのフォーマット。
ハワイレッグで結果が悪かったコロへ・アンディーノ(USA)、ステファニー・ギルモア(AUS)、コートニー・コンローグ(USA)などのベテランも現在カットラインの下でプレッシャーを感じながらのポルトガル入りとなる。
Opening Round 注目ヒート
すでに公表されているOpening Roundのヒート表を見るとメンズはイーサン・ユーイング(AUS)、ケリー・スレーター(USA)、カルロス・ムニョス(CRI)からスタート。
五十嵐カノアはH8でヤゴ・ドラ(BRA)、ジャクソン・ベーカー(AUS)と対戦する。
和井田理央(IND)は最終ヒートでガブリエル・メディナ(BRA)、ジョーディ・スミス(ZAF)とのカード。
コナー・オレアリー(AUS)はイタロ・フェレイラ(BRA)、エゼキエル・ラウ(HAW)とH3を戦う。
ウィメンズはタイラー・ライト(AUS)、ベティルー・サクラ・ジョンソン(HAW)、テレッサ・ボンバロ(POR)のヒートからスタート。
カリッサはイザベラ・ニコルス(AUS)、ヨランダ・ホプキンス(POR)とH3、モリーはキャロライン・マークス(USA)、サリー・フィッツギボンズ(AUS)とH4を戦う。
『MEO Rip Curl Pro Portugal』では昨年に引き続き国際女性デーの取り組みとして各選手がインスピレーションを受けた女性の名前を背中に入れたジャージを着用する。
五十嵐カノアとコナー・オレアリーは昨年同様、カノアはテニスの大阪なおみ、コナーは母親の柄沢明美のジャージを着用。
和井田理央はバドミントンのグレイシア・ポリー&アプリヤニ・ラハユのジャージを着用すると発表されている。
ポルトガルと日本の時差は9時間。
日本が9時間進み、現地時間3月8日の朝8時は日本の夕方5時。
WSL公式サイト
http://www.worldsurfleague.com/
(空海)