ポルトガル西部・ペニシェ「Supertubos」を舞台にいよいよ3月8日からスタートするCT第3戦『MEO Pro Portugal』
波予想を見るとコンテストにゴーサインが出されるのは数日後になりそうだが、コンディションが決まればパイプラインカインドのチューブが期待できる「Supertubos」
ミッドシーズンカットまで残り3戦というプレッシャーの元、選手は最高のパフォーマンスを披露してくれるだろう。
今回は大会に先駆けて行われた『MEO Rip Curl Pro Portuga』のプレスカンファレンスの模様をお伝えする。
ちなみに今年もTo the Women Who Inspire Us」と題して、各選手がインスピレーションを受けた女性の名前を背中に入れたジャージを着用。3月8日の国際女性デー(IWD)を祝う。
プレスカンファレンスでもそれぞれが選んだ女性の名前が入ったジャージが用意された。
ウィメンズは2着のイエロージャージ
ランキングトップだけが着用を許されるイエロージャージ。
ウィメンズは開幕戦で優勝したカリッサ・ムーア(HAW)、第2戦で優勝したモリー・ピックラム(AUS)が同率首位のため、2着のイエロージャージが用意された。
「ポルトガルに戻ってこれて嬉しいわ。この場所が本当に好きだし、Supertubosの波も好き。ここでワールドタイトルを獲得したこともあり、心から良い場所と思っている。良い波に恵まれることを願っているわ」
カリッサ・ムーア
2019年からウィメンズイベントに採用された「Supertubos」でのカリッサの成績は3位が2回。ツアー2年目のモリーはまだ1度の経験しかなく、9位で終えている。
経験値からしてもカリッサの方が有利だが、モリーは未知数な選手でもあり、油断はできない。
「ポルトガルは世界の中でも美しい場所。それにバレルになる可能性があるとなれば、最高よね。私が経験した限りでは、凄いパワフルな波で恐ろしい印象ね。まあ、ツアーの多くの場所がそんな波なんだけど。ポルトガルは特に当てはまるわ」
モリー・ピックラム
メンズはロボがイエロージャージを保持
メンズサイドは開幕戦を制したロボことジャック・ロビンソン(AUS)がイエロージャージを保持してポルトガル戦に挑む。
昨年、最初の経験となった「Supertubos」では17位と最悪の結果に終わったが、逆にこのイベントを境に生まれ変わったように好成績を残しているロボ。
特にこの手の波は得意とするため、今年は優勝候補の筆頭と言えるだろう。
「ここに戻って来れて本当に嬉しいね。「今のポジションには満足している。この波が大好きだし、また優勝するチャンスがあるとも思っている。魚の匂いがするとペニシェに戻ってきた感じがするんだ。食事も美味しいし、この場所が大好きさ。波も地元に似てパワフルで楽しい。ホームにいる感じなんだ」
ジャック・ロビンソン
JJFは母親の名前を記載
今回、インスピレーションを受けた女性の中で自らの母親を選んだ選手もいる。
イーサン・ユーイング、コナー・オレアリー。そして、ジョン・ジョン・フローレンス。
ジョン・ジョンの母親、アレックスは女手一つで3人の息子を育て、それも全てが素晴らしいサーファーという偉大な女性だ。
「私が母を選んだ理由は、私の兄弟と私に大きなインスピレーションを与えてくれたからさ。それに彼女は素晴らしいサーファーでもあるんだ。彼女は今日もパイプでサーフィンをしているよ。彼女が先にパドルアウトしていなかったら、自分はパイプに入らなかったかもしれない。thanks mom!」
ジョン・ジョン・フローレンス
WSL公式サイト
http://www.worldsurfleague.com/
(空海)