3月20日〜26日にオーストラリアのNSW州・セントラルコーストのニューキャッスルでQS5,000『Burton Automotive Pro & Speaking in Colour Pro』が開催される。
今回で37回目と長い歴史を持つ「SURFEST」の一環として行われる今イベントはアジアリージョナルとオーストラリア/オセアニアリージョナルの2023年CSの出場枠をかけた最後の大会となり、最もグレードが高い5,000のため、元CT選手のモーガン・シビリック(AUS)、ブロンテ・マコーレー(AUS)、ジュリアン・ウィルソン(AUS)や、連覇を狙うCT選手のジャクソン・ベーカー(AUS)も参戦。
昨シーズンのCS、ブラジル戦で3位、カリフォルニアで5位に入り、ランキング13位とクオリファイまであと一歩だった日本の都筑有夢路も参加する。
2023年CS出場枠について
CS出場には各リージョナルのQSでランキング上位に入るかワイルドカードの枠に入る必要がある。
アジアリージョナルの場合は男子が上位5名とリージョナルワイルドカード1名。
女子がリージョナルQS上位3名とリージョナルワイルドカード1名の枠が用意されている。
オーストラリア/オセアニアリージョナルは男子が上位7名とリージョナルワイルドカード1名。
女子がリージョナルQS上位5名とリージョナルワイルドカード1名の枠が用意されている。
『Burton Automotive Pro & Speaking in Colour Pro』は5,000と最もグレードが高いため、ランキングが大きく変動する可能性も十分にある。
注目ヒート
『Burton Automotive Pro & Speaking in Colour Pro』ではメンズはRound of 128から始まり、Round of 96でシード選手が登場。
トップシードはRound of 64からスタートする。
多くの日本人選手が参加するが、その中でもRound of 64の最終ヒート、モーガン・シビリック(AUS)と安室丈のカードは注目だろう。
また、ランキング上位の田中大貴と大原洋人がこのラウンドで同カードになっている。
昨年の今イベントでは33位に終わったジュリアン・ウィルソン(AUS)はRound of 64でディラン・モファット(AUS)などと対戦する。
ウィメンズサイドはRound of 64からシード選手なく進行。
メキシコのプエルト・エスコンディードからタヒチのチョープーとビッグウェーブスポットでの修行を重ねた都筑有夢路はオージーのトゥルー・スターリング、ロジー・スマートとのカード。
終了したばかりのQS3,000『Vissla & Sisstrevolution Central Coast Pro』で共に3位に入った池田美来、松岡亜音はいきなり同カード。
その他、脇田紗良と馬庭彩、松田詩野と大村奈央がファーストヒートから同カードになっている。
日本とオーストラリアの時差は2時間。
現地の朝7時が日本の朝5時になる。
NZ沖の低気圧の影響などでイベント前半は大きなサイズアップが予想されている。
後半は落ち着きながらも風が安定しなく、難しいコンディションでの勝負になりそう。
WSL公式サイト
http://www.worldsurfleague.com/
(空海)