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日本サーフィン連盟が、パリ2024オリンピック出場を目指す「特定強化指定選手」を発表。4月にジャパンオープンも開催

日本サーフィン連盟(NSA)は、3/20(月)にオンライン会見を開き、パリ2024オリンピックの出場を目指す「2024パリ大会特定強化指定選手」を発表。

また、パリ五輪の選考大会である「2023 ISAワールドサーフィンゲームス(WSG)」で入賞を果たすため、日本代表選手の選考基準等を発表した。


男子14名、女子8名の「特定強化指定選手」を発表

日本サーフィン連盟は、パリ大会の会場であるタヒチ・チョープーの波が特殊であることから、その出場を目指す「特定強化指定選手」の選考は、チョープーまたはハワイ(パイプラインなど)で撮影したチューブライディング動画の提出を選考条件としていた。

その第一次選考が終了し、男子14名、女子8名の特定強化指定選手を発表。
第二次選考は、5月31日までに動画を提出した選手が対象となり、発表は8月頃を予定。ここで選手の追加や入れ替えの可能性もあるとのこと。

男子(五十音順)
安室丈
五十嵐カノア
伊東李安琉
稲葉玲王
大野修聖
大原洋人
金沢呂偉
上山キアヌ久里朱
鈴木仁
西慶司郎
松岡慧斗
松永大輝
村上舜
脇田泰地

女子(五十音順)
川瀬心那
黒川日菜子
都筑有夢路
都築虹帆
前田マヒナ
松岡亜音
松田詩野
松永莉奈

2024パリ五輪の選考基準について

おさらいすると、2024パリオリンピックに出場するためには、いくつかの選考基準と優先順位がある。最も優先されるのは、CT選手からの出場枠だが、次に優先度が高いのは、今年5月にエルサルバドルで開催される「2023 ISAワールドサーフィンゲームス(WSG)」だ。

日本では、この大会でアジア最上位になると、パリ2024オリンピックへの出場が確定する。
すでに日本は、昨年のWSGにて国別の1枠を獲得しているが、選手個人を確定する選考は、このWSGが最初の大会となる。

2023 ISA WSGに出場するためには

2023 ISAワールドサーフィンゲームスへの出場は、各国で男女3名まで。日本サーフィン連盟は、この3名の選考基準を以下に発表。

・2022 WSL 日本人1位
・第4回ジャパンオープン優勝者
・強化部推薦枠

上記の「2022WSL日本人1位」では、男子は昨年のCTランキングで5位の五十嵐カノア、女子はCSランキングで13位の都筑有夢路が内定。
もう1枠は、今年4月に開催される「ジャパンオープン」の優勝者となる。
※「強化部推薦枠」は、ISA大会の実績やWSL含むこれまでの戦歴等で選考となり、ジャパンオープン終了後に発表。

4月に仙台で「ジャパンオープンオブサーフィン」を開催

日程は4/23(日)、場所は仙台新港にて、第4回目となる「ジャパンオープンオブサーフィン」が開催。

出場資格選手は、前述の「特定強化指定選手」のうち、CT選手である五十嵐カノアを除いた男子13名、女子8名。
本大会の優勝者、男女各1名は、2023 ISA WSGに日本代表「波乗りジャパン」のメンバーとして出場することとなる。

※WSGの日本代表選手は、このジャパンオープンに出場しなければならない(CT選手を除く)。
※本大会で都筑有夢路が優勝した場合、女子は準優勝者が2023ISAWSGの出場権を得る。

ジャパンオープンオブサーフィン開催概要

大会名称:第4回ジャパンオープンオブサーフィン
開催期間:2023年4月23日(日)
開催地:宮城県仙台市・仙台新港
主催:一般社団法人 日本サーフィン連盟(NSA)
共催:一般社団法人 日本プロサーフィン連盟(JPSA)
出場選手:男子13名、女子8名 ※予定(選手のエントリーはこれから)

なお、大会は様子はYouTubeにてライブ配信を予定。近隣には駐車場施設等が限られることから、観戦はライブ配信でお願いしたいとした。

(THE SURF NEWS編集部)

▼パリ五輪サーフィン特設ページ

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