VHSの時代からコンテストのバックステージを見せるサーフィンムービーはあったが、それが現代ではブログの動画版、Vlogという形でYouTubeやInstagramで公開されるようになり、世界トップの舞台で活躍しているスター選手が近い存在に感じられるようになっている。
スポーツ選手やアーティストなど、多くの有名人がSNSを活用して、ファンとのつながりを深め、新しいファンを獲得するために、自分自身をプロモートすることが重要視されている。
特に若い世代にとっては、自分自身のアイデンティティを見つけるための重要な要素として、SNSを利用することが一般的なのだ。
今回紹介するのは3月にポルトガルで行われたCT第3戦『MEO Rip Curl Pro Portugal』でルーキーイヤー、それも17歳にして優勝したケイトリン・シマーズのVlog。
カリフォルニアでプレミア上映を行うなど動画クリエイターとしても天才ぶりを発揮しているケイトリン。
ニックネームはケイティ。
このVlogの大半はコンテストでのライディングや表彰式までのシーンだが、後半は貴重な優勝パーティーの模様が収録されている。
編集こそ友人が行なっているものの、ケイティのテイストが入り、映像美よりも人間味が重視されている。
ケイティのVlogが、彼女自身の人間味あふれるキャラクターを表現するうえで、非常に効果的なツールであることは間違いない。
彼女のスタイルやパーソナリティーを表現するために、非常に効果的な手段であり、彼女のファンにとっても、彼女自身によって制作された動画を通じて、より親密なつながりを持つことができるだろうし、単なるスポーツ選手だけでなく、ファンとのつながりを深めることができるパーソナリティーとしても認識されるようになるかもしれない。
彼女がさらに成長し、熟練したプロとしてのスタイルを磨いていく一方で、個性やパーソナリティーも変化していくだろう。
SNSを活用して自身の進化を表現し続けることが、ファンを獲得し続け、成功を維持するための鍵になるのかもしれない。
まだ17歳、Z世代のケイティが今後どのように進化していくのかにも注目したい。
(空海)