(アヴォカビーチで2位に入っていたアリスター・レジナートもベスト8入り)PHOTO: © WSL/Darren Anderson

岩見天獅がベスト8入り!QS5,000『Burton Automotive Pro & Speaking in Colour Pro』

現地時間3月25日、オーストラリア・NSW州のニューキャッスルで開催中のQS5,000『Burton Automotive Pro & Speaking in Colour Pro』はコンテスト6日目を迎えた。

会場のミアウェザービーチは前日よりサイズダウンした公式1-2ftレンジのスモールコンディション。メンズのRound of 16終了後、ホールドとなり、結局この日再開されることなく、残りヒートはファイナルデイに持ち越されることになった。

岩見天獅がベスト8入り

今イベントはアジアリージョナルとオーストラリア/オセアニアリージョナルのCSの出場枠を決める最終戦。
コンテスト5日目終了の時点で岩見天獅、大原洋人、安室丈。池田美来、松岡亜音、都築虹帆、脇田紗良と7名の日本人選手が残っていた。

この日、ウィメンズのヒートは行われなかったため、池田美来、松岡亜音、都築虹帆、脇田紗良はファイナルデイでRoud of 16以降を戦うことになる。
メンズは大原洋人、安室丈が同ヒートに重なって共に敗退した一方、岩見天獅は前日にCS出場枠を確定させたランキングトップのクトゥ・アグース(IDN)などを倒し、デュラン・モファット(AUS)と共にQF進出を決めた。

優勝すれば5,000ポイントを稼げる今イベント、岩見天獅はこの時点でQSランキングを13位から8位に上げており、クオリファイラインの5位に迫っている。
まだ17歳の新鋭を応援しよう!

次の岩見天獅の対戦相手は?

(次の岩見天獅の対戦相手、ジョエル・ヴォーン)
PHOTO: © WSL/Darren Anderson

CT然り、QSでも確実に世代交代を感じる2023年シーズン。

次の岩見天獅の対戦相手、ジョエル・ヴォーン(AUS)はシドニーのノースシェリー出身の19歳。
すでにQSの優勝経験があり、昨年のCSでは『VANS US Open of Surfing』で5位に入る実力を持つ。
Roud of 16ではリーフ・ヘーゼルウッズ(AUS)を抑えてトップ通過を果たすなど明らかに勢いがある選手だ。

すでにソリ・ベイリー(AUS)、マイク・クレイトン・ブラウン(AUS)とランキング上位の選手がイベントから姿を消しているため、岩見天獅同様にCS出場枠のチャンスを手に入れている。

「波数が少ない中での厳しいヒートだったので、勝てて嬉しい。ヒートに出場していた選手のレベルが高い中で勝てたことはさらに嬉しいよ。誰が勝ってもおかしくない状況だったね。この大会で良い成績を残すことに集中して、ランキングはまだ気にしないようにしている。良いパフォーマンスを続けることができれば、優勝を狙える可能性があると思うよ」

(リーフ・ヘーゼルウッズ)
PHOTO: © WSL/Darren Anderson
(ヒューイ・ヴォーン)
PHOTO: © WSL/Darren Anderson

Roud of 16までの4人ヒートからQSから先はマンオンマンに変わり、より緊迫した勝負になってくるだろう。

日本とオーストラリアの時差は2時間。
現地の朝7時が日本の朝5時になる。

WSL公式サイト
http://www.worldsurfleague.com/

(空海)

※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等を禁じます。