今年のJPSAはショート、ロング共に種子島で開幕してショートは新島、茨城、鴨川。
ロングは千倉、タイ(調整中)、茅ヶ崎。共に最終戦は場所を調整中だが、全5戦で争われる。
まずは『さわかみ 種子島プロ』がロングボードから行われ、4月8日に終了した。
吉川広夏が接戦を制する
JPSAでは2017年〜2019年に種子島でショートが3年連続で開催されていたが、ロングでの開催は初。
会場はJAXA種子島宇宙センターに近い、最南端の竹崎海岸。
初日は悪天候で中止となり、7日、8日の二日間で進行した。
女子はここ数年続く吉川広夏、田岡なつみの争いが今年も続くだろうと予感させる勝負となり、まずはR1で田岡なつみが9.17を含む、トータル17.67、SFでも16.16と圧倒的なスコアを揃えた。
ニュージーランドの『Single Fin Mingle』で優勝したばかりの彼女は海外での経験をそのまま種子島に活かし、素晴らしいライディングを披露していた。
一方、吉川広夏は冬の間、フィリピンとオーストラリアのヌーサで良い時間を過ごし、種子島には妹の未来、シェイパーの父と家族で訪れていた。
R1、SFとスコアを伸ばしながらファイナルに進出。ファイナルではやはり田岡なつみとの争いとなり、吉川広夏がリード。最後、田岡なつみに波を譲ってしまう形となり、危ない場面もあったが、僅差で吉川広夏が初戦を制した。
浜瀬海が圧勝
男子はR1から危なげない勝ち方で進んできた浜瀬海が秋本祥平、塚本将也。初ファイナルの小熊海ノ介とファイナルを争い、1本目こそノーズライドの最後の一歩を外すミスでワイプアウトから始まったが、バックサイドで8.17を出してトータル14.60と圧勝。
2年連続のタイトル獲得に向けて一歩前進した。
なお、浜瀬海と吉川広夏は5月7~13日にエルサルバドルで開催される『ISA World Longboard Championship』の日本代表に選ばれているため、次の千倉戦はスキップする。
田岡なつみはブラジル開催の『Duct Tape Invitational』、バリ島で開催されるWSLの『Padrol Longboard Classic』に出場予定。
やはり、千倉戦はスキップするそうだ。
全5戦中、上位4戦のポイント合計でランキングが決まるため、1戦スキップしてもタイトルの可能性は十分にある。
なお、ロングの後、4月10日〜4月13日(予備日14日)の日程でショートが同会場で開催される。
ロングボードの第2戦は5月11日〜13日(予備日14日)に千葉の千倉で開催される『さわかみ 千倉プロ』
JPSAロングボード第1戦
『さわかみ 種子島プロ』結果
1位 浜瀬海
2位 塚本将也
3位 秋本祥平
4位 小熊海ノ介
女子
1位 吉川広夏
2位 田岡なつみ
3位 瀬下絵里子
4位 小栗瑞恵
JPSA公式サイト:http://www.jpsa.com/
(空海)