2024年の次、2028年のロサンゼルスパラリンピックでのパラサーフィンが追加競技として検討されている中、ISAは2023年の『ISA World Para Surfing Championship』の開催地を発表。
ISAの他、WSLも多くのイベントを開催するハンティントンビーチがその会場に選ばれた。
2022年の『ISA World Para Surfing Championship』は同じカリフォルニアのピスモビーチで開催され、28カ国180名以上のアスリートが集まり、成功をおさめている。
日本代表は2022年に4つのメダルを獲得した強豪国でもあり、2022年4月にはパラサーフィンを促進するためのイベントが第2回目を迎え、大会「JAPAN OPEN」も併催された。
『ISA World Para Surfing Championship』は2015年に『World Adaptive Surfing Championship』として始まり、2022年で第7回目を迎えた。
IPC(国際パラリンピック委員会)の条件に沿ってクラス分けのアップデートを重ね、現在は9クラスで定着している。
ISAは113の加盟国に国内大会や地域大会の開催を促しているため、今後参加国が増える可能性も十分にある。
また、毎年女性の参加数の割合も増えており、2022年大会は出場選手の3分の1を占めるまでになっている。
男女平等はISAの使命の柱であり、この流れが更に推進することを目指している。
「Surf City USA」を掲げる会場のハンティントンビーチはサーフィン競技にとって歴史的な役割を担っており、ISAでは『World Surfing Games』が1984年、1996年、2006年、2022年と4回も開催され、『World Juniors』は2005年、2018年、2019年の3回開催されている。
今回の『ISA World Para Surfing Championship』はISAでは8番目の大きなイベントになる。
ISA会長 フェルナンド・アギーレ氏の声明
私たちの最大の希望と夢は、世界選手権でパラサーフィンがLA28パラリンピック競技に入ることを祝うことです。
世界最高のパラサーファーがアイコニックなサーフシティUSAで初めて競う様子を見ることに興奮しています。
パラサーフィンが持つエネルギーや喜びを、理想的なステージであるパラリンピックで見ることができるのは素晴らしい。
私たちの主催するこの素晴らしく重要な世界選手権によって、パラサーフィンは毎年成長を続けています。選手の参加者数が増え、パフォーマンスや競技レベルが驚異的な速さで向上しています。
ISAのミッションである『サーフィンを通じてより良い世界を創造する』という価値観は、パラサーフィンの選手たちの一人ひとりから強く見られます。海が持つ人生を変える力は否定できず、サーフィンはパラサーフィンコミュニティの多くの人々にとって、心身ともに癒しの役割を果たしています。
ISA公式サイト:https://www.isasurf.org/
(THE SURF NEWS編集部)