5月のオーストラリアレッグ2戦から約1ヶ月、2024年のCTクオリファイをかけたCS(チャレンジャー・シリーズ)の第3戦『Ballito Pro』が南アフリカで7月2日〜9日に開催される。
QS時代から合わせると54回目となる歴史ある今イベント。150名以上の選手がクワズールー・ナタール州ノースコーストに集結する。
今年は「Konke KuLuhlaza – Everything is Blue」をテーマに、持続可能性、包括性、成長をテーマに行われる。
ランキングトップのジェイコブ・ウィルコックスが欠場
CSからCTへのクオリファイはメンズ10名、ウィメンズ5名の狭き門。
昨年はインドネシア国籍ながら母親が日本人の和井田理央がマンリー、南アフリカと2連勝して見事にCT入りを決めて大きな話題になっていた。
WSLのニュースでは、ランキングトップのジェイコブ・ウィルコックス(AUS)の欠場が告げられている一方、第2戦で優勝したコール・ハッシュマンド(USA)、 サミュエル・プーポ(BRA)、イーマイカラニ・デヴォルト(HAW)の上位選手が参加。
フレデリコ・モライス(PRT)、モーガン・シビリック(AUS)、ジャドソン・アンドレ(BRA)などCT返り咲きを目指す強豪がひしめき合う。
ジャドソンとサミュエルはブラジルで開催中のCTでもトップシードを倒す活躍。タイトなスケジュールながら注目が集まるだろう。
ウィメンズサイドは開幕戦を制したランキングトップのインディア・ロビンソン(AUS)、サリー・フィッツギボンズ(AUS)、イザベラ・ニコルズ(AUS)のトップ3の他、上位選手が参加する予定。
なお、開催国、南アフリカの選手ではアフリカリージョナルで最上位のアディン・マセンキャンプ、ウィメンズはサラ・バウムの活躍が期待されている。
9名の日本人選手が参加
オーストラリアレッグでは良い結果を残せなかった日本人選手だが、インドネシアのクルイで開催されたオーストラリア/オセアニアリージョナルとのQSでの戦いぶりを見ると特にウィメンズは活躍が期待できそう。
クルイで優勝した松岡亜音、5位の都築虹帆。
脇田紗良、野中美波、都筑有夢路。
メンズサイドでは大原洋人、田中大貴、安室丈、岩見天獅が参加。
すでにヒート表も公開されている。
なお、松岡亜音は早くから南アフリカ入りしてプロジュニア『O’Neill SMTH Shapes Rookie Rippers』に出場。
見事にファイナルに残り、CSランキング5位のアリッサ・スペンサー(USA)を相手に9.17を含むトータル16.07で優勝した。
この勢いでCSでもグッドニュースが入るのを待とう!
WSL公式サイト
http://www.worldsurfleague.com/
(空海)