日本がお盆中に飛び込んできたインドネシアでの遭難事故。
友人の30歳のバースデートリップがまさか悲惨な顛末になるとは想像もしなかっただろう。
遭難事故に遭ったのはオーストラリアからやってきた男3名、女1名のサーファー。
そして、インドネシア人のクルー、3名。
そもそも航海には危険な天候だったようで、二アス島から約50km離れたピナン島へ小型のスピードボートで向かう最中、コースを外れ、サラン・アル島近くで消息を絶ってしまった…。
インドネシア政府とオーストラリア政府による捜索活動の末、2日後に救助されたが、インドネシア人のクルー1名のみは未だ行方不明とのことだ。
遭難から救助まで
ABCニュースによると、7名が乗った船は13日の夕方に高波によって転覆。
乗っていたオージー4名はサーフボードを利用して漂流し、約36時間後の15日朝に最初に唯一の女性が救助され、すぐに残りの男性2名も発見された。
もう1名の男性は女性のパートナーで、彼はプランバ島に助けを求めるためにグループを離れてパドルしていることが伝えられ、捜索が開始された。
その後、インドネシア人のクルーの3名の内、2名の生存が確認された。
この時点で女性のパートナーの捜索はまだ続いていたが、二アス島の漁師に助けられ、目的地のピナン島のサーフキャンプにいることが確認された。
残念ながらインドネシア人のクルー、1名は未だ行方不明。
比較的穏やかな天候時に複数のボート、飛行機、ドローンで捜索活動をしたが、発見はできないそうだ…。
彼らが36時間余りも漂流して生き延びることができたのは、サーフボードがあったからこそだろう。
スマトラ沖の島々はその素晴らしい自然と波でコアなサーファーに人気だが、海は時に危険であることを改めて感じさせたニュースだった。
(空海)