8月27日、静岡県御前崎市で開催中のQS1,000「OMAEZAKI PRO 2023」は4日連続で進行。
コシ〜ハラのスモールコンディションながら風は弱く、ポテンシャルがある波も入る中、前日に持ち越されていた男子QFの2ヒートと女子のQFが行われ、ファイナルデイを戦うベスト4が決定した。
ファイナルデイは8月28日の朝8時にファーストコール
男子、女子共にSFとファイナルが行われる。
新井洋人と伊東李安琉がベスト4入り
すでに前日にベスト4入りを決めた大原洋人、オーストラリアのトウマ・キャメロンに加え、この日は新井洋人と伊東李安琉が勝ち上がり、ファイナルデイに繋げた。
特に伊東李安琉は前日に引き続いて好調で、5ポイント台を2本まとめて主導権を握ると後半には数少ないライトの波で3マニューバー、6.25を出してトータルスコアを上げる。佐藤利希も長いレフトを上手く繋ぐが、5.40とスコアは伸びず…。終了間際には伊東李安琉がレフトの波で大きなカービングからフィニッシュまでメイクして7.75。トータル14.00で圧勝した。
「朝から波を見ていましたが、今日は長めのレフトがあったので、波が良ければ3、4発は入るかなと思っていました。その通りで点が出たので、良かったですね。最近はリラックスしないと力が入り過ぎてコケてしまうことが多いので、なるべく焦らないようにリラックスすることを意識していますね。リラックスするために最近は瞑想をしています。慌てないように落ち着かせる感じです。サーフボードはノーマルですね。サイズがダブル位あっても小さくても一緒のボードを使っています。久しぶりのSFなので、ちょっと緊張していますが、波が上がりそうなので、嬉しいです。明日もぶっちぎりで勝ちたいと思います」
SFの組み合わせは、大原洋人 vs トウマ・キャメロン、新井洋人 vs 伊東李安琉。
女子は地元選手が2名残る
女子のベスト4は池田美来、芳田花瑚、鈴木莉珠、佐藤李。
池田美来と佐藤李は地元選手としてイベント前から注目されており、池田美来は前日に9.00のハイエストスコアを出していた。
この日も両者は好調で、特に池田美来はレフトの波にバックサイドで3マニューバー、フィニッシュは縦に上がる鋭さで7.25と女子では唯一の7ポイント台を出して上門涼風に大差で勝利した。
「対戦相手がくっついて戦う感じの選手だったので、本当に珍しいなと思い、良い経験をさせてもらいました。良い波に乗ればハイスコアが出るかなと思っていたので、その通り、スコアを出すことができました。メンタル的なトレーニングは特にしていませんが、試合の前に私はできると自分に言い聞かせていつも入っています。スマックサーフボードの5’5”でジェイミー・バーンにシェイプしてもらったボードを乗っています。凄く調子が良いです。最近、小波の時はこれで入っていて、試合から練習まで全部これです。マンオンマンは好きですが、まだ経験として足りない部分もあるので、これからマンオンマンをやっていく中で上手になれるようにしたいです。ここまで来たからには優勝するしかないと思っています。次のSFでも焦らず決めてファイナルに行きたいと思います」
SFの組み合わせは、池田美来 vs 芳田花瑚、鈴木莉珠 vs 佐藤李。
大会5日目は朝8時ファーストコール。
ファイナルデイは台風10号からのウネリが入る可能性がある。
「OMAEZAKI PRO 2023」公式サイト
https://www.omaezakipro.com/
マリンパーク御前崎からシャトルバスが運行
「OMAEZAKI PRO 2023」は会場に駐車場がないため、観戦する際はマリンパーク御前崎から運行しているシャトルバスを利用してください。
(始発8時30分、終発15時30分でピストン運行)
(空海)