ワールドタイトルを決めるマリブでの『Original Sprout Malibu Longboard Championships』出場をかけての最終戦、『Surf City El Salvador Longboard Classic』が9月19日からエルサルバドルのパーフェクトなライトのポイントブレイク、エル・スンサルで開催される。
エルサルバドルは国を挙げてサーフシティを掲げ、WSL、ISAの国際大会を誘致。
2023年はCTがプンタ・ロカで開催され、期間中はウネリが途切れずに順調にイベントが進行していた。
トップ8をかけての勝負
PHOTO: © WSL/Beatriz Ryder
今年から採用されたCTと同じようなプレーオフシステムにはトップ8の選手が出場する。
全3戦での結果で決まるためにテイラー・ジェンセン(USA)、カニエラ・スチュワート(HAW)、カイ・サラス(HAW)、ウィメンズではソレイユ・エリコ(USA)、ホノルア・ブロムフィルド(HAW)、ケリス・カレオパア(HAW)など上位選手の出場は固まっており、ソレイユに関しては確定している。
日本人選手では井上鷹が7位で圏内、田岡なつみが13位で圏外。
しかし、拮抗しているため、最終戦の結果で良い方にも悪い方にもひっくり返る可能性は十分にある。
「ランキングで2位にいるのは本当に良い感じだね。間違いなく良いポジションさ。優勝したハンティントンは、自分とって最低の結果の一つになるだろうと感じたイベントだった。ヒートは毎回状況が変わるから、ただイベントで上手くやろうとしていただけさ。ライトのポイントブレイクのベルズとエルサルバトルが自分の得意分野だよ」
カニエラ・スチュワート
クロエ・カルモンが今の心境を語る
PHOTO: © WSL/Lorenzo Bazo
長年ツアーの上位に君臨しているブラジルのクロエ・カルモンは現在ランキング5位タイと微妙なラインにいる。
ライバルのソフィアがすでにマリブ行きを決め、ホノルア、ケリスもほぼ確実になっている今、エルサルバトルで結果を残さなければいけないことの心境を語った。
「今エルサルバドルにいて、ツアーの1つのステージとしてエル・スンサルでサーフィンすることに興奮しているわ。ここはロングノーズライドやビッグターンに適した素晴らしいロングボードウェーブよ。ツアーにワールドクラスの波があることは素晴らしいこと。毎年ショートボードの大会を見て興奮していたの。同じようにここで戦えることにまだ実感が湧いてないわ。来週の大きなイベントに全力注入する。そして、ランキングを上げたい」
日本とエルサルバトルの時差は15時間。
現地時間9月19日の朝7時が日本時間同日の夜10時になる。
WSL公式サイト
http://www.worldsurfleague.com/
(黒本人志)
