(伊東李安琉) PHOTO: © WSL/Tim Hain

QS5,000『Nias Pro』ファイナルデイを戦うベスト8が決定!

現地時間9月16日、インドネシアのスマトラ島の西に浮かぶ北スマトラ州で最大の島、ニアスを舞台にQSオーストラリア/オセアニアリージョナルとの併催で行われているQS5,000『Nias Pro』はメンズ、ウィメンズ共にQFを戦うベスト8が決定した。

3名の日本人選手が残る

(都築虹帆)
PHOTO: © WSL/Tim Hain

朝は公式4-6ftレンジのグッドコンディションながら、メンズのRound of 32の後、メンズ、ウィメンズ共にRound of 16が進行するマラソンデイとなったこの日は後半にかけて波数が減り、30分ヒートに変更。

メンズサイドではRound of 16で3名の日本人が全て同ヒートが重なってしまい、伊東李安琉が8.00を含むトータル15.93でトップ通過。ダコダ・ウォルター(AUS)が2位となり、安井拓海、西慶司郎はこのラウンドで姿を消した。

(西慶司郎)
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ウィメンズサイドではRound of 16のH1で4名の日本人が同ヒートになり、池田美来、都築虹帆がラウンドアップ。
30分ヒートの後半までロースコア勝負のクロスヒートで進行したが、都築虹帆がフロントサイドのグラブレール入りのカットバックで6.33を出してリード。その後の5.50を持っていた池田美来がセットに乗り、6.17を出してトップに立ち、この二人がQF進出。

15歳の池田美来は、「日本のウィメンズサーファーはとても強いです。だから、勝てて本当に興奮しました。凄い楽しいヒートでした」とコメントを残している。

残念ながらスコアを伸ばせなかった松永莉奈、脇田紗良。他ヒートの馬庭彩、佐藤李、野中美波の5名が敗退となった。

QFでは伊東李安琉が和井田理央(IND)、池田美来がロージー・スマートAUS)、都築虹帆(JPN)がペイジ・ハレブ(NZ)と対戦する。

(和井田理央はベスト8入り)
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(野中美波は9位でフィニッシュ)
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ハイエストはジャーヴィス・アール

(ハイエストスコアを出したジャーヴィス・アール)
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30分ヒートへの延長を一番有効に利用したのは、バックハンドのパワフルな2ターンで9.60を出し、トータルでも16.93とハイエストを揃えたジャーヴィス・アール(AUS)だった。

「あのヒートは凄い難しいコンディションで、競り合いが激しかったよ。みんなが最高のパフォーマンスを発揮していたよね。前のヒートでもみんな素晴らしいライディングをしていたし、楽しい波に出会えて嬉しかった。9ポイントでヒートを終了できたことにも満足している。まだまだ余力があると思っているけど、ひとまず自分のパフォーマンスには満足さ。明日のQFもこの調子を維持できれば良いね」

フィリッパ・アンダーソンが二人の日本人を倒す

(フィリッパ・アンダーソン)
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Round of 16で馬庭彩、佐藤李を倒したのは31歳のベテランオージー、フィリッパ・アンダーソン。
8.27を含むトータル14.27の圧勝でベスト8入りを決めた。

「ベスト8に残れて本当に嬉しい。クルイでもベスト8に進出したけど、目標は優勝ね。ここでは数本の波を一度に乗る感じ。動く水の量がまだ凄いわ。サーフボードを垂直にしてリップすることができたのは最高だった。少しリズムに乗ってきた感じがするの。選ぶ波も改善できたと思う。ベスト8に残り、あと準備するだけ。二アスは初めてなので、まだ学ぶべきことはあるわ」

QS5,000『Nias Pro』は現地時間9月17日がファイナルデイ。
朝7時(日本時間朝9時)にファーストコールがあり、30分後にスタート予定。

WSL公式サイト
http://www.worldsurfleague.com/

(空海)

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