現地時間9月19日、中米エルサルバドルを舞台としたLT第3戦『Surf City El Salvador Longboard Classic』が開幕！
初日のエル・スンサルは公式3-4ftレンジの風の影響が入ったコンディションでウィメンズのOpening Roundから始まり、日没までにメンズの2ヒートを残して終了。
3名中トップのみがRound of 16に進み、残りの2名は敗者復活戦のElimination Roundに進んだ。
2023年のLTはCTのようにワールドタイトルをプレーオフのようなシステムで戦うフォーマットに一新。
今イベント終了時のトップ8のみが最後にカリフォルニアのマリブで一つだけの名誉をかけて戦うことになる。
ウィメンズは4名がマリブ行き確定
Opening Roundの全てのヒートが進行したウィメンズは3xワールドチャンピオンで現在ランキング2位のホノルア・ブロムフィルド(HAW)がハイエストヒートスコアの14.93を出して快勝。
ホノルアの他、ソレイユ・エリコ(USA)、ケリス・カレオパア(HAW)、アリス・レモーン(FRA)とトップ4が揃ってラウンドアップを果たし、先に確定していたソレイユを含め、4名がマリブ行きを決めた。
「ベルズでの冷たい海水から温かい海水のここに来て良い感じね。ホームのハワイに近い感じがする。ホームよりも少し暑いけど、まあ良いわ。マリブのクオリファイ確定でプレッシャーから解放され、本当に幸せ。今年の目標は少なくともマリブ行きだったので、決まった今はこの大会を楽しめるわ」
PHOTO: © WSL/Tommy Pierucki
ホノルアと同じハワイアンのケリスはトップ4で唯一のグーフィーフッター。
ベルズもエル・スンサルもマリブも全てバックハンドになるが、それを不利と感じさせないライディングを披露している。
「波はほぼ完璧なので、本当に楽しかっわ。マリブ行きは大きな達成感がある。ワールドタイトルに一歩近づいた感じね。イベント序盤に決めることができて嬉しいわ。今年はバックサイドで波に乗ることが多いので、少しチャレンジングだけど、私はバックサイドが大好きなの。マリブも凄い楽しみよ」
ケリスと同ヒートだった田岡なつみは、ケリスとのクロスゲームの末、最後に逆転され、僅差で2位。敗者復活戦ではキラ・モルナル(AUS)とのカードになる。
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テイラーとカイがマリブ行きを確定
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8ヒート中、6ヒートが進行したメンズサイドはランキングトップのテイラー・ジェンセン(USA)、3位のカイ・サラス(HAW)がラウンドアップを決めた一方、2位のカニエラ・スチュワート(HAW)はまさかの3位で敗者復活戦行きに…。
テイラーとカイの2名のみマリブ行きを確定させた。
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「勝てて良かったよ。ローカルの子と一緒にサーフィンできたのも良かった。彼は私のボードに乗って育ったようなものなので、海では会話しながらやっていたよ。彼はここでは市長のような存在なんだ。波も良く知っているよ。序盤に良い波に乗れて良かった。本当はベルズでマリブ行きを確定したかったけど、まあ早めに決まったから良しとするよ。今はトップ8でのポジショニングに全力を尽くす」
ローカルワイルドカードのアマド・デ・ヘスス・アルバラドなどとのカードで7.83を含むトータル15.00のハイエストを出して次に進んだテイラー。
マリブではランキング順でシードが変わるため、4度目のワールドタイトル獲得に有利になるようにトップを維持したいところだろう。
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一方、カイはワイルドカードの2xワールドチャンピオン、ピッコロ・クレメンテ(PER)とカイマナ・タカヤマ(HAW)の強豪揃いのカードを僅か2本の波で勝ち上がり、勝利者インタビューでは向上心を伝えていた。
「私達はベルズからここに来たばかり。ベルズはとても寒かったけど、ここはとても暑いね。でも、楽しい波さ。滞在時は毎日良い波が続くんだ。目標はトップ8入り。すでに達成した今、進化を続けたい。シンプルかつ賢明にね」
なお、残り2ヒートの内、最終ヒートは井上鷹とフィリピンのロジェリオ・Jr・エスクイエヴェルが同ヒートで戦う。
大会2日目の9月20日のファーストコールは朝7時(日本時間同日の夜10時)で35分後にスタート予定。
WSL公式サイト
http://www.worldsurfleague.com/
(黒本人志)
