現地時間11月5日、カリフォルニアのハンティントンビーチを舞台としたWPSCこと『2023 ISA World Para Surfing Championship』が開幕!
ハンティントンビーチのメインストリートでハンティントンビーチハイスクールの生徒によるマーチングバンドが先導する中、27カ国184人の代表選手が国旗を掲げてパレードを行い、その後、開会式ではISAを象徴するサンド・オブ・ザ・ワールドの儀式が行われた。
ハンティントンビーチ初のWPSC
第8回目となるWPSCには参加選手の約33%を占める62人と過去最多の女性が参加している。
また、始めてサウジアラビアからの参加もある。
約40年間に渡り、多くのISAイベントを開催してきたハンティントンビーチだが、WPSCの開催は初。
開会式ではVisit Huntington BeachのCEO、ケリー・ミラーとハンティントンビーチ市長のトニー・ストリックランドがスピーチを行っていた。
「私たちの歴史には豊かなサーフカルチャーがある。ここにいるあなたの名前と経験が次の章に加わることでしょう。パラサーフィンが行われることを光栄に思う。そして、2028年のパラリンピックでパラサーフィンを見るのを楽しみにしている」
ケリー・ミラー
ISA会長 フェルナンド・アギーレ氏の声明
国、参加者、国々、競技者、すべての記録的な数を見てとても嬉しく思う。ISAは成長し続けているんだ。
そして、私たちには高い志望がある。
昔、人々は私に’フェルナンド、時間を無駄にするな。オリンピックのサーフィンは実現しないだろう。’ と忠告したが、時間を無駄にしたとは思っていない。
今ではサーフィンは2度目のオリンピックの開催に向かっている。
みなさんに知って欲しいのは、最初からパラサーフィンがパラリンピックに参加できるように努力してきたこと。東京五輪もパリでもノーと言われ続けたが、2028年のロサンゼルスではもっと強く参加を熱望している。パラサーフィンはパラリンピックに出るべきスポーツの一つさ。多くのエネルギー、ポジティブ、そして誰にでも平等なスポーツの一つだよ」
10名の日本代表
昨年10名参加して4つのメダルを獲得した日本代表は今年も10名の選手を派遣している。
参加選手は以下。
Stand1Women 池上凪
Stand1Women 高尾千香子
Stand1 Men 加藤真吾
Stand1 Men 近藤健太朗
Stand2 Men 伊藤建史郞
Stand3 Men 勝倉直道
Kneel Men 小林征郁
Prone1 Men 西山健悟
Prone2 Men 藤原智貴
Prone2 生方亮馬
ISA公式サイト:https://www.isasurf.org/
(THE SURF NEWS編集部)