ブラジルで開催中のWJSCこと『2023 ISA World Junior Surfing Championship』
松岡亜音が日本人女性初の金メダル、岩見天獅がクーパーメダルを獲得して団体でも銅メダルを獲得した日本代表「波乗りジャパン」だったが、現地時間12月2日に行われた国別対抗リレーレース「アロハカップ」でなんと!金メダルを獲得!
日本代表の結束力を世界中に示した最終日だった。
波乗りジャパンが最後に金メダルを獲得
「アロハカップ」はコロナ禍で中止されていたため、2019年のカリフォルニア大会以来、4年ぶりになる。
参加国は前回のWJSCの上位8チームで、各チーム男女2名、合計4名。
45分ヒート、各選手3本の波をキャッチしてトップ2ウェーブがカウントされ、そのトータルスコアで争われる。
SFで絞られた4チームは日本、ハワイ、スペイン、オーストラリア。
ファイナルの前半は渡邉壱孔が8.00、オーストラリアのハーレー・ウォルターズが9.17のハイエストスコアを出してヒートをリード。
すぐに渡邉壱孔が1.50を出してトータル9.50、トップに立って2番手の池田美来にバトンタッチする。
2位だったオーストラリアはハーレーがスペインのハンス・オドリオゾラに対してインターフェアを犯してしまい、マイナス5ポイントのペナルティ。3位に転落してスペインが2位に浮上する。
日本はトップを維持したまま松岡亜音、岩見天獅と繋ぎ、追い上げてきた2位のスペインをかわして見事に金メダルを獲得した。
「優勝できて凄い嬉しいです。アロハカップに参加するのはみんな初めてでしたが、日本のような小さな波が良かったと感じます。この幸せをチームのみんな、日本の皆さんと共有したいです」
松岡亜音
「本当に嬉しいし、興奮しています。Yes, Team Japan!」
岩見天獅
国別対抗リレーレース
「アロハカップ」結果
1位 日本
2位 ハワイ
3位 スペイン
4位 オーストラリア
クロージングセレモニー
チェコ共和国、ハンガリー、ウクライナが初参加。
ISAイベント自体が初参加となるルーマニアも含め、46カ国から365人が集まり、出場者の44%以上が女性とISAが推進するジェンダー平等に向けての動きが加速した今年のWJSC。
2月にはプエルトリコでパリ五輪の最終予選となるWSGが開催され、今回参加した選手の中にも出場してオリンピアンが誕生する可能性も十分にある。
『2023 ISA World Junior Surfing Championship』公式サイト
https://isasurf.org/event/2023-rio-de-janeiro-isa-world-junior-surfing-championship/
(空海)