毎年、この時期になると浮上するサーファーの契約の話。
CTサーファーに関してはベティルー・サクラ・ジョンソンがROXYからRVCAに移籍、バロン・マミヤがシャープアイを離れ、Channel Islandsチームに加入した。
サーフィン業界の大きなニュースとしては、ROXYとVANSの問題が浮上している。
長年ROXYの看板だった2xロングボードワールドチャンピオンのケリア・モニーツが親会社ABGからの契約金90%カットに見切りをつけ、67億ドルの負債を抱えて500人の従業員解雇と報じられたVANSがグダスカス兄弟を切り、マイケル・フェブラリー、ネイザン・フローレンスの契約にも待ったがかかっているとのことだ。
また、Hurleyはリーフ・ヘーゼルウッズ、キラ・ピンカートン、ゾーイ・マクドゥーガルをカット。
CT選手のカリッサ・ムーアとガブリエラ・ブライアンは契約を維持している。
ちなみに日本では村田嵐がQUIKSILVERから離れたことでプチ炎上している。
良いニュースとしては、ヘッドホンのSkullcandyがグリフィン・コラピント、ルーキーのクロスビー・コラピント、ケイトリン・シマーズとカリフォルニアを代表するCT選手のサポートを発表した。
また、カリフォルニアのサーフボードブランド、Albumはフリーサーファーのクレイ・マルゾと契約。
今の時代にあったパフォーマンスボードとオルタナティブボードの美味しいポイントを抑えたこのブランドにとってクレイはベストなサーファーであり、シグネチャーモデルの売り上げが早くも期待されている。
サーフボード関係では元CT選手で今でもカリスマ性があるココ・ホーがXOというブランドを立ち上げた。
このブランドの詳細はまだ不明だが、Albumに似たようなコンセプトと報じられている。
ジョン・ジョンやケリー、引退したジュリアン・ウィルソン然り、大手サーフブランドにしがみつくのではなく、自らブランドを立ち上げるのが時代の流れなのかもしれない。
SNSでの発信がメディアの主流となっている今、ブランディング次第で勝算はあるのだろう。
(空海)