パリ五輪出場後に現役を退く発表をしたばかりの、5xワールドチャンピオン&東京五輪金メダリストのカリッサ・ムーア。そして、彼女が運営する「ムーア・アロハ財団」は、サーフィンを通して愛情や情熱を持つことを伝えていく非営利団体。
今回は、静岡県牧之原市に設立された「まきのはらジュニアズアクションスポーツクラブ」が、このムーア・アロハ財団企画のミニキャンプに参加した様子を掲載。
現地ハワイで子供たちが体験した内容や、牧之原市の取り組みなどを紹介します。
14名の小中学生と杉本市長がハワイへ
「ムーア・アロハ財団」が企画した今回のミニキャンプは2023年12月26日〜30日、3泊5日のスケジュール。
参加したのはオリンピックレガシーとして2023年4月に誕生した「まきのはらジュニアズアクションスポーツクラブ」の小中学生14名。
現地では、約10名のムーア・アロハ財団の子供たちとサーフィン交流、レイづくり、フラダンスレッスンなどの文化体験を行った。
また、サーフレッスンではJOBことジェイミー・オブライエンも参加するなど講師陣も豪華な顔ぶれ。カリッサと行ったビーチクリーンの最中にはハワイの象徴でもある美しい虹がかかっていた。
14名の子供たちと共に同行した牧之原市の杉本市長は、ハワイ州ジョシュ・グリーン知事、ホノルル市リック・ブランジャルディ市長、在ホノルル日本領事館へ訪問。
マウイ島山火事に対するお見舞いや今回の交流に至った経緯などを紹介した。
帰国後、杉本市長は「参加した子ども達は、大きく成長し無事に帰ってくることができました。今後のさらなる成長が楽しみです」と振り返りつつ、「静岡牧之原茶の販路拡大にとって大きなチャンス。この取り組みを更に拡げていきたい」とミニキャンプの感想と今後の期待を述べた。
牧之原市・掲載「ムーア・アロハ財団ハワイミニキャンプに参加しました」
https://www.city.makinohara.shizuoka.jp/site/tokyo2020/52070.html
東京オリンピックのトレーニングのために牧之原市に訪れ、そこで地域の皆さんから受けとった温かい気持ちに感動しました。特にパンデミックの中でホームにいるような感覚で、そしてその中で金メダルを獲得する事ができました。その恩返しに牧之原市の皆さんを迎えいれようと思いました。アロハは最も強いパワーの一つです。みんなを一つにし、結び、絆をつくります。お互いの生活習慣の違いなどに理解を深めることができるのです。視野を広く持つことができます。世界にさらなる愛をもたらしてくれるでしょう。
カリッサ・ムーア
【クラブ員活動】
・サーフレッスン
・サーフィン交流
・文化体験
・ビーチクリーン活動
・グローバルチャレンジ
・「ムーア・アロハ・ファンデーション」の子どもたちとの交流
【政府団活動】
・ハワイ州知事表敬訪問
・ホノルル市長訪問
ホノルルのリック・ブランジャルディ市長に訪問した際には、オリンピックレガシーとして、「ムーア・アロハ財団」との交流事業が深まり、今回の訪問に至ったことを伝え、牧之原市の特産品であるお茶や静波サーフスタジアムの紹介を行い、今後のさらなる交流促進を確認していた。
・領事館訪問
在ホノルル市日本国領事館兒玉総領事を訪問。ホノルル市やムーア・アロハ財団との今後の連携、人的、経済的な交流の促進について会談した。
・Kzooラジオ訪問
取材協力・写真提供:牧之原市情報交流課
(THE SURF NEWS編集部)