いよいよ日本時間今夜(1月30日2時30分)スタートする2024CT開幕戦を前に日本の自動車メーカー、Lexusがスポンサーになった『Lexus WSL Awards』がオアフ島のノースショアにあるタートルベイリゾートで行われた。
CTだけではなく、ロングボードツアー、ワールドジュニアのチャンピオンや、2023年シーズンに優れたパフォーマンスをした選手などが表彰された。
日本の五十嵐カノアは地球の海洋を保護するために最も影響と努力をしたサーファーとしてカリッサ・ムーアと共にインパクト賞を受賞した。
五十嵐カノアと環境問題
今回、インパクト賞を受賞したカノアはスポンサーである資生堂が推進する海洋保全活動「SHISEIDO BLUE PROJECT」のアンバサダーを務めている。
「SHISEIDO BLUE PROJECT」は2019年よりWSLとともに実施している海洋保守・保全プロジェクトで、世界各国でビーチクリーンを行い、その他にもポルトガル、タヒチ、アメリカ(カルフォルニア)で海洋保全活動、五輪開催を控えるタヒチではサンゴ礁の再生プログラムにも取り組んでいる。
2019年の「SHISEIDO BLUE PROJECT」発足からアンバサダーに就任したカノアは実際にポルトガルでのコンブ養殖活動や、自身が銀メダルを獲得した東京五輪の会場、千葉の釣ヶ崎海岸(志田下)でビーチクリーンを行うなど、精力的に行動している。
また、2023年12月には日本で開催された「SHISEIDO BLUE PROJECT」に弟のキアヌと共に出演。
壇上でこれまでの取り組みをスピーチした。
もちろん、コンテストで勝つのが彼らの仕事だが、一方でその大きな影響力を活かして環境問題に取り組むのも未来のサーファーにとって重要な役目と言える。
『Lexus WSL Awards』受賞者リスト
▪️CTチャンピオン:キャロライン・マークス(USA)、フィリッペ・トレド(BRA)
▪️LTチャンピオン:ソレイユ・エリコ(USA)、カイ・サラス(HAW)
▪️WJCチャンピオン:シエラ・カー(AUS)、ジェット・シリング(USA)
▪️CSチャンピオン:インディア・ロビンソン(AUS)、コール・ハッシュマンド(USA)
▪️CTルーキー・オブ・ザ・イヤー:ケイトリン・シマーズ(USA)、イアン・ジャンティ(HAW)
▪️VISSLA CTシェイパー・オブ・ザ・イヤー:マット”メイヘム” バイオロス
▪️ギネス世界記録(ビッグウェーブサーフィン):ローラ・エネヴァー(AUS)
WSL公式サイト
http://www.worldsurfleague.com/
(空海)