現地時間2月26日、プエルトリコを舞台とした『2024 ISA World Surfing Games』は3日目を迎え、メンズ、ウィメンズ共にリパチャージR1の残りヒートのみ進行。
スケジュールではリパチャージR2も行う予定だったが、公式2-3ftレンジまでサイズダウンしてトレードウィンドも強まり、コンディションは悪化。
雨も降る悪条件に中断を余儀なくされた。
3日目を終えて55カ国から集まった266名のサーファーの内、62名が脱落。
日本を含む22チームがリパチャージも含めて残り、同率首位となっている。
唯一、メインラウンドに全ての選手が残っているのはフランスのみと今年のWSGは序盤から波乱含みの展開。
なお、翌日以降もスモールコンディションが続く予報なので、シビアな戦いとなりそうだ。
コナー・オレアリーがまずは1勝
この日の日本代表「波乗りジャパン」の出番はコナー・オレアリーのみ。
R1敗退でリパチャージもR1から戦うことになったコナーは攻撃的なフロントサイド。フィンフリーのターンを連続で成功させ、8.67を含むトータル13.34で圧勝してCT選手の威厳を保った。
今年から日本代表として戦うコナーはパリ五輪の1枠にも内定している。
ケイトリン・シマーズが圧勝
東京五輪の金メダリスト、カリッサ・ムーアを有するアメリカチームはグリフィン・コラピントのリプレイスメント、タイラー・ガンターとCTでは絶好調の18歳、ケイトリン・シマーズがリパチャージ行きとなっている。
ケイトリンはR1でウニに刺されてしまったそうだ。
この日出番があったケイトリンは回復して本領発揮。ラストリアルのレフトの波をバックハンドで切り刻み、8.17と7.50を出してトータル15.67とイベントで2番目に高いヒートスコアで2位以下をコンビネーションに追い込んで勝ち上がった。
開催国プエルトリコの2名が勝ち上がる
合計3名の選手がメインラウンドを勝ち上がっている開催国プエルトリコ。
リパチャージR1ではミア・カルデロン、ホラリ・カレラスが勝利。
特に25歳のホラリはウィメンズのハイエスト8.67をラストリアルのレフトでスコア。パワフルなフロントサイドで自国に大きな勝利をもたらした。
「あの波をキャッチできて嬉しかったわ。ここにいる人達のエネルギーは最高で特別よ。会場のどこにいてもエネルギーを感じる。本当に感謝しているわ」
コンテスト4日目の2月27日は朝8時(日本時間同日21時)スタート。
メンズ、ウィメンズ共にリパチャージR2が進行予定。
ISA公式サイト:https://www.isasurf.org/
(空海)