パッケージではなく個人旅行スタイルでの海外サーフトリップにおいて、現地の宿探しはトリップ先によってはハードルとなる事があります。
バリ島のクタやサヌールなどといったメジャーエリアであれば、宿泊アプリで検索すれば絞り込むのが大変なほど山ほどのリストが表示されます。
なのですが、ちょっと僻地になると宿泊アプリでは全く宿が表示されない事も珍しくないです。
サーフエリアであれば確実に周辺には宿泊施設があるはずですが、宿泊アプリに表示されないのは登録していないためです。
個人的な体感としてはコロナ前後で変わったなとの印象を受けていて、コロナ前には登録していたのにコロナ後には登録解除したという感じです。
実際、昨年インドネシアのニアス島を訪れた時、以前に滞在した宿を宿泊アプリで発見できなかったので予約で埋まっているのかと思いました。
そして現地入りし、その宿のオーナーと会った時に話を聞いたら「手数料が高いから登録を止めた」と口にしていました。
宿泊アプリで予約して滞在した宿で「次回からは直接予約してくれればアプリ経由より安くするよ」と言われることも珍しくないので、手数料の割合は結構大きいのでしょう。
さて、アプリで事前に宿予約をできないとなると困る事があり、その一つが目的地の最寄り空港から宿までの移動に必要なトランスポートの確保。
どの空港でもタクシーの客引きは待ち構えているのですが、日本のように正規料金を提示してくることはまずありえないので交渉が必要になります。
このように現地での宿探しやトランスポート確保は、とにかく疲れるし時間がかかるので事前確保したいところです。
そこで何とかして事前に宿を見つけたい場合に私が利用しているのはグーグルマップ。
まずはグーグルマップで目的地周辺のエリアを検索して宿を探します。
そしたら片っ端から各宿の詳細をチェックしていき、公式サイトがあれば相当ラッキーで問い合わせが可能になるでしょう。
公式サイトがなければ、宿の詳細ページの「質問と回答」という項目をチェックします。
インドネシアの場合は同項目にて、宿の料金や問い合わせ先を尋ねる質問が記されているケースがそこそこあります。
その質問への回答者のユーザー名にWhatsApp番号が記載されているケースが多々あります(WhatsAppは日本のLineのようなメッセージアプリ)。
WhatsAppはシンプルにWAと略されるので、回答者の本文には「WA↑」みたいな内容だけ書かれたりしています。
これでもダメな場合は、宿の名前をネット検索すると日本ではメジャーではないけれどインドネシアでは人気のトラベルアプリ「Traveloka」などで引っ掛かるケースもあります。
以前よりも手段が増えたことで手間はかかるようになりましたが参考にして見て下さい。
(World Surf Movies)
※本コーナーでは、波情報BCM内で公開されているコラムの一部を掲載しています。