いよいよ2ヶ月後に迫ったパリ五輪を前にISAはアスリート委員会および医療委員会との協議を経てヘルメット着用を推奨すると公式に発表した。
会場のタヒチ・チョープーはリーフブレイクの中でも浅く、非常に危険。
アスリートは世界中のどの場所よりもリスクを負うことになる。
サーフィン用に特別に設計されたヘルメットは確実に怪我のリスクを軽減するため、WSLイベントでもチョープーやハワイのパイプライン、バックドアで多くの選手が着用している。
実際に直近ではブラジルのジョアオ・チアンカがバックドアで生死を彷徨う大怪我を負っており、過去にオーウェン・ライトがパイプラインで脳に損傷を負って長い間苦しんだこともある。
チョープーでも過去にノア・ベッシェン、トム・ロウなどが大怪我を負った事例もある。
ヘルメットの着用は義務ではなく、各サーファーの個人的な判断に委ねられるが、ISAはアスリートの健康と安全を確保するためにその使用を推奨する。
ISA会長のフェルナンド・アギーレ氏のメッセージ
チョープーの驚異的な波は世界の七不思議の一つです。
この素晴らしい会場をオリンピック競技を通じて世界中の何十億人もの人々に紹介できることにとても興奮しています。
アスリートの健康と安全は私たちの最優先事項であり、組織としてサーファーに防護ヘッドギアの利用を強く推奨します。
ISA公式サイト:https://www.isasurf.org/
(空海)
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