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神奈川県大井町の人工サーフィン場「ラ・レイエス湘南」で窃盗被害。被害額2400万円、営業再開の目途立たず

神奈川県足柄上郡大井町の人工サーフィン施設「ラ・レイエス湘南」にて、サーフィン場で使用されている、およそ2キロメートルもの銅線ケーブルの窃盗被害が発生。
6月から営業予定だったサーフィン場は休業を延長、まだ再開の目途が立っていない。


「ラ・レイエス湘南」は、旧温泉宿泊施設 “いこいの村あしがら” 跡地に建設され、2021年12月にオープンしたサーフィン場。造波装置などは静波サーフスタジアム等の本格派ウェーブプールとは異なるが「小波の練習ができる」「サーフィン体験に最適」などの独自のファンを集めていた。

施設関係者によると、窃盗被害は今月24日、午前9時頃に出勤したスタッフが、造波装置の電源などをつなぐ銅線ケーブルが切断されて盗まれていることを発見して通報した。
盗まれた銅線は約2キロメートルにもおよび、被害額は2400万円強に達する。犯人はまだ見つかっていない。

また、サーフィン場は屋外の施設で、周辺にはフェンスなどもない状況。当日はたまたまホテル宿泊客がおらず、夜間は周囲もかなり暗い状態だった模様だ。
警察は、周囲でも同様の銅線や金属などの窃盗事件が多発しているため、再犯の可能性も含めて注意を呼びかけているという。

なお、ラ・レイエス湘南のサーフィン場は、冬場にメンテナンス休業に入るため、シーズン前の営業再開に向けた最終調整段階での被害となった。物価高騰や資材調達の問題もあり、まだ再開の目途は立っていないが、今年3月には併設するドッグランホテルがオープンしており、こちらは営業中。

早期の事件解決とサーフィン場の再開を期待したい。

ラ・レイエス湘南
https://la-reyes.com/

(THE SURF NEWS編集部)

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