Photo:Junji Kumano

辻堂海岸に14人の地元プロが集結、子供向けのサーフィン体験会に参加。『THE SURF FESTIVAL』フォトリポート

サーフィン体験型イベント『THE SURF FESTIVAL(サーフフェスティバル)』が6月1日と2日の週末、湘南・辻堂海浜公園で開催された。主催はTHE SURF FESTIVAL実行委員会。

サーフィンの魅力発信を目的とした同イベント。競技や文化だけではない波乗りの本質的な楽しさを来場者に感じてもらうことで、年齢や性別はもちろん、コンペティター、フリーサーファー、ボードやスタイルを区別せず、サーファー一人ひとりが主役になれる場を創出している。

実行委員長の曽我元洋さんは言う。「サーフブランド、サーフショップ、プロサーファー、サーファーオーナーが多い海沿いエリアで、ご来場の皆さんを含め、”サーフィン”を軸にフレンドリーにつながれる、湘南らしいイベントがあれば楽しいだろうと思ったのが発起の理由です。イベントを通してもっとサーフィンを好きになったり、サーフィンに興味を持っていただけたりするきっかけになれば幸いです」

会場に用意されたのは、一本ずつ丁寧にハンドシェイプされたサーフボード、一着ずつカスタムメイドされたウェットスーツ、サーフィンライフを快適にするためのサーフギア、アクセサリー、アパレルなどなど……。まさに、サーファーによるサーファーのための催しだ。

また会場全体にフードトラック、北広場で多数のサーフブランドが出店したほか、南広場では坐禅やヨガ、サーフトレーニングなどのアクティビティが実施され、両日多くの来場者でにぎわった。

公園に隣接する辻堂海岸では2日、地元のプロサーファーやローカルサーファーによるエキシビジョンとキッズスクール、ビーチクリーンが開催。プロのライディングを一目見ようと、親子連れ含むギャラリーがビーチに集まった。

プロサーファーによるサーフィン体験

スクール前にビーチで基本動作をレクチャー。プロから手取り足取り教えてもらえる貴重な機会だ Photo:Junji Kumano
プロの教える動きを、真剣な表情で見つめる子供たち Photo:Junji Kumano
小さい腕で、一生懸命にパドルとテイクオフの練習。さぁ、準備ができたらいざ海へ Photo:Junji Kumano
プロたちが波を選び、子供たちを波に乗せる。立ち上がるたびに浜からは歓声が上がっていた Photo:Junji Kumano
Photo:Junji Kumano
岸まで乗れたら先生とハイタッチ! Photo:Junji Kumano
子供たちが海を怖がらないよう、先生が後ろについてしっかりとサポート Photo:Junji Kumano

プロサーファーらのエキシビジョンも開催

続いてはプロたちによるエキシビジョン。集まったのは、ショートボーダー総勢16人! Photo:Junji Kumano
膝サイズの小波にもかかわらず、それを感じさせない善家尚史プロのライディング Photo:Junji Kumano
スタイリッシュなチーターファイブを見せるのは、鵠沼をホームとする中村光貴プロ Photo:Junji Kumano
大澤宥南プロと大矢ひいなプロはソフトボードのタンデムに挑戦 Photo:Junji Kumano
久米大志プロは自前のミッドレングスで華麗なターンを披露 Photo:Junji Kumano
続いてロガーによるエキシビジョン。こちらはプロ10人が集結 Photo:Junji Kumano
松永直美プロと小林恵理子プロは波をシェア。手をつないで岸にゴール! Photo:Junji Kumano
小波で魅せるハングファイブ。市原由大プロ Photo:Junji Kumano
エドナサーフボードのビルダーでもある榎本信介プロのステップ Photo:Junji Kumano
キッズサーフィンとエキシビションの間には、みんなでビーチクリーンも Photo:Junji Kumano
みんなで記念撮影。お疲れさまでした Photo:Junji Kumano

公園内も盛況だった『THE SURF FESTIVAL 2024』

一方で海浜公園内には120以上のフードトラックや地元の飲食店が出店。ワークショップやアート展示と合わせて、大いに盛り上がっていた。2日目の後半は雨に降られたものの平均して天候にも恵まれ、イベントは好調のうちに幕を閉じた。早くも来年の開催が待ち遠しくてしょうがない。

サーフフェスティバルのアイコンとも言える大看板は、廃材で作られたアップサイクル品。湘南地域のエクステリアを多く手がけるオガワカスタムが額を製作し、茅ヶ崎在住のアーティストERI TAKAGIがそこに絵をのせた Photo:Atsuo Itakura
今年度のポスターとスタッフTシャツにプリントされた波を撮影したのは、写真家の高橋賢勇さん(右)Photo:Atsuo Itakura
ライフコーチ、ヨガ講師として国内外で活躍するTamaoさんのモーニングヨガ体験。下は、京都・栖賢寺の住職である宗貫さんの坐禅・瞑想ワークショップ Photo:Atsuo Itakura
会場ではアートのワークショップやシルクスクリーンによるデザインTシャツの製作も Photo:Atsuo Itakura
プロサーファーのブースも設けられ、自身がプロデュースするサーフボードの展示やオリジナルブランドのグッズを販売。ファンに向けてサインを書いたり、一緒に記念撮影をしたりする場面もあった Photo:Atsuo Itakura
北芝生広場のサーフエリアには多数のサーフボードブランドが出店。この日、貴重なボードが一堂に集まった Photo:Atsuo Itakura

THE SURF FESTIVAL 2024

公式Webサイト:https://thesurf-festival.com/
Instagram:@thesurffestival
写真著作権・提供:THE SURF FESTIVAL実行委員会

(Ryoma Sato)

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