2015年にQS10,000『Vans US Open of Surfing』で優勝。
表彰台でのユニークなスピーチもあって一躍時の人になった大原洋人。
その年のCT、『Hurley Pro at Trestles』のワイルドカード枠をかけたトライアルでは「Hurley」チームの8名に選ばれ、T-Streetを舞台にサンクレメンテローカルの8名と共に戦い、優勝。
その時のメンバーはアレホ・ムニーツ、コナー・コフィン、クーパー・チャップマン、ヤディン・ニコル、ネイザン・ヨーマンズ、パトリック&ターナーのグダスカス兄弟、クリス・ワード、ルーク・デイヴィスなど。
身震いするような強豪達を倒して初のワイルドカードを獲得した。
2年後の2017年にも『Hurley Pro at Trestles』のトライアルに参加して見事にワイルドカードを獲得。
本戦ではR2でオーウェン・ライトを倒してR3進出。
次のR3ではワールドチャンピオンのジョン・ジョン・フローレンスに圧倒されたが、目標の舞台に立って今の実力を知る機会を得たことは大きな収穫になっただろう。
そして、2018年。
今年はトラッセルズに変わってケリー・スレーターのウェイブプール「サーフランチ」が初のCTの舞台として選ばれ、スポンサーのHURLEYライダーによるトライアルが8月16日に「サーフランチ」で開催。
大原洋人の相手は元CT選手で現在もカリスマ的存在のロブ・マチャド、ハワイのアップカマー、バロン・マミヤ。
カリフォルニアのジェイク・マーシャル。
ベテランのロブvs期待の若手、合計4名での勝負になった。
当日はハワイにいたケリーが「FaceTime」でジャッジとして参加。
他の3名のジャッジと共にライブとリプレイの両方で慎重にスコアをつけた。
大原洋人自身のインスタグラムでポストされた動画、固定カメラでライディングの全てを見ることが出来るが、ターンのセクションもバレルのセクションも完璧。
最後のエアリアルをメイクしたら10ポイントと言っても過言では無いだろう。
そして、見事に他3名の強豪を抑えて3度目のCTのワイルドカードを獲得。
後日WSLが公開したダイジェスト動画では大原洋人を含めた全ての参加選手のライディングやコンテストの模様が撮影されており、最後にはサーフランチのアイコン、トラクターに股がり、『Vans US Open of Surfing』での名言、「免許をとって車を買うぞ〜」とはしゃぐ姿が収められている。
なお、大原洋人はアメリカ東海岸のヴァージニアビーチで開催されたQS3,000『Vans Pro』に出場。
昔からの親友、稲葉玲王と共にファイナルに進出、見事に優勝を決めた。
(空海)