PHOTO: © WSL/Ed Sloane

CT最終戦『Corona Fiji Pro』8月20日から開幕!

チョープーでのパリ五輪が終わり、CTはいよいよクライマックスを迎える。

ワールドタイトルを争う『WSL Finals』進出をかけての最後のイベント、『Corona Fiji Pro』が8月20日〜29日のウェイティングピリオドで開催。
会場は2017年以来となるフィジーのタバルア島・クラウドブレイク。
最終戦にふさわしい極上のバレルでファイナル5が確定する。

なお、すでにファイナル5を確定させているのは、ケイトリン・シマーズ(USA)とジョン・ジョン・フローレンス(HAW)のみ。
メンズ、ウィンメンズ共に残り4枠をかけての戦いとなる。

Cloudbreak Is Back!

(4度の最多優勝記録を持つケリーも出場)
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ドリームツアーと呼ばれていた2000年代の中心地でもあったクラウドブレイクで最後にイベントが行われたのは2017年。

その年はケリー・スレーター(USA)のアパレルブランド、「Outerknown」がスポンサーに名乗りを上げ、ウィルコことマット・ウィルキンソン(AUS)とまだオーストラリア国籍で戦っていたコナー・オレアリーがファイナルを争い、ウィルコが優勝。

ウィメンズはコートニー・コンローグ(USA)とまだハワイ国籍で戦っていたタティアナ・ウェストン・ウェブが6-8ftレンジのクラウドブレイクで危険なワイプアウト連続の死闘を繰り広げ、コートニーが優勝していた。

クラウドブレイクの特徴は完璧なレフトのバレルで、8〜9ポイントがアベレージスコアになることも多々ある。
2013年にケリーが20ポイントのパーフェクトヒート。2015年にはオーウェン・ライト(AUS)がR5とファイナルの二つのヒートでパーフェクトヒートを達成したこともある。

なお、今回ケリーはワイルドカードで出場。
フィジーでは4度の最多優勝記録を持っている。

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チョープーからクラウドブレイクへ

(タヒチ同様に神聖な儀式が行われる)
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チョープーの高揚がまだ冷めやらぬ中、次の舞台となるクラウドブレイクもサーファーにとって挑戦と興奮をもたらす場所である。
チョープー同様、クラウドブレイクもシャローなリーフの上で割れる強烈なレフトハンダーであり、波を制するためには圧倒的な技術と精神力が求められる。

オリンピックの余韻を引き継ぎながら、サーファーたちはこの過酷な波に立ち向かい、ファイナル5を目指す。

フランス代表として男子金メダルを獲得したカウリ・ヴァースト以外は全てCT選手がメダリストであり、特にウィメンズのOpening Roundでは金メダリストのキャロライン・マークス(USA)と銀メダリストのタティアナ・ウェストン・ウェブ(BRA)が同ヒートに重なる。
更に2025年にCT入りする可能性が高いエリン・ブルックス(CAN)もワイルドカード出場でこのヒートにクレジットされているため、WSLはスーパーヒートの実現として注目している。

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銅メダリストのジョアン・ディファイ(FRA)はブリッサ・ヘネシー(CRI)、タイラー・ライト(AUS)と対戦。
ジョアンは2016年のフィジー戦で優勝経験があり、他の年も常に上位に入っている強豪。ブリッサはここ数年隣のナモツ島を拠点にしており、この3名で最もファイナル5に近い選手。

メンズの銅メダリスト、ガブリエル・メディナ(BRA)は、ケリーを除く現役CT選手で唯一フィジーでの優勝経験がある。
それもウィルコ、アメリカのダミアン・ホブグッドに並ぶ2度の優勝記録を持っており、ケリーの4度を抜く可能性が最も高い選手である。

銀メダリストのジャック・ロビンソン(AUS)はフィジー戦の経験はないが、パリ五輪での結果でも分かる通り、バックサイドのバレルのスキルは世界トップレベル。
現在ランキング3位とファイナル5入りもほぼ確実にしている。

日本とフィジーの時差は3時間。
現地時間8月20日朝7時は日本時間の同日朝4時になる

Corona Fiji Pro Presented by Bonsoy Men’s Opening Round Matchups:
HEAT 1: Italo Ferreira (BRA) vs. Ramzi Boukhiam (MAR) vs. Leonardo Fioravanti (ITA)
HEAT 2: Jack Robinson (AUS) vs. Ryan Callinan (AUS) vs. Imaikalani de Vault (HAW)
HEAT 3: Griffin Colapinto (USA) vs. Barron Mamiya (HAW) vs. Kelly Slater (USA)
HEAT 4: John John Florence (HAW) vs. Kanoa Igarashi (JPN) vs. Tevita Gukilau (FIJ)
HEAT 5: Ethan Ewing (AUS) vs. Cole Houshmand (USA) vs. Seth Moniz (HAW)
HEAT 6: Yago Dora (BRA) vs. Jake Marshall (USA) vs. Liam O’Brien (AUS)
HEAT 7: Jordy Smith (RSA) vs. Rio Waida (INA) vs. Mathew McGillivray (RSA)
HEAT 8: Gabriel Medina (BRA) vs. Crosby Colapinto (USA) vs. Connor O’Leary (JPN)

Corona Fiji Pro Presented by Bonsoy Women’s Opening Round Matchups:
HEAT 1: Molly Picklum (AUS) vs. Gabriela Bryan (HAW) vs. Bettylou Sakura Johnson
HEAT 2 Caitlin Simmers (USA) vs. Sawyer Lindblad (USA) vs. Sierra Kerr (AUS)
HEAT 3: Caroline Marks (USA) vs. Tatiana Weston-Webb (BRA) vs. Erin Brooks (CAN)
HEAT 4: Brisa Hennessy (CRC) vs. Johanne Defay (FRA) vs. Tyler Wright (AUS)

WSL公式サイト
http://www.worldsurfleague.com/

(空海)

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