(鈴木仁) Photo by The Open Surfing/@bagbee_ogakiyo

都築虹帆&鈴木仁が優勝!QS3,000『IBK宮崎プロ』

9月14日、宮崎県宮崎市木崎浜で開催されていたQS3,000『IBK宮崎プロ』並びにプロジュニア『IBK宮崎プロジュニア』が終了。

これは御前崎から続く9月3連戦のセカンドイベントであり、木崎浜、お倉ヶ浜と続く「The Open Surfing Miyazaki Series」の初戦。
最終日は台風13号が南大東島の東南東海上から午後には奄美大島の南南東海上を移動、頭オーバーの強いオンショア、クローズアウトに近いコンディションになった。
朝は大雨の影響で機材トラブルがあり、開始が遅れるほどだった…。

男子QS3,000

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最終日は全ての部門がSFから開始。

男子QS3,000は前日同様にエアーリバースで8.00を出した鈴木仁が稲葉玲王に圧勝。安室丈を倒した加藤翔平が初のQSファイナル進出を果たした。

鈴木仁、加藤翔平のファイナルは更にコンディションが悪化して両者共にスコアが伸びなかったが、5.50と3.40をまとめた鈴木仁が2019年の湘南以来、5年ぶりの優勝を決め、ランキングでも10位から一気に3位に浮上した。
なお、カレントリーダーの座は加藤翔平が手に入れている。

「今までやってきたことが形になってうれしいです。サポートしてくれたスポンサーの皆様や家族に感謝しています。一緒にファイナルを戦った(加藤)翔平とは合宿をともにして切磋琢磨していました。みんなにありがとうと言いたいです。5年前のQS優勝から次はいつできるのかと思っていましたが、トレーニングや練習を積んできて優勝できる力をつけた自信がありました。そこに周囲のサポートもあって、今回は勝つことができました」

女子QS3,000

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女子QS3,000は野中美波を倒した都築虹帆、中塩佳那を倒した松岡亜音のファイナル。
松岡亜音は先週の御前崎に続き、2戦続けてのファイナル進出となる。

30分のファイナルは1本目に都築虹帆がクローズアウトセクションでのビッグターンで8.50のハイエストスコアを出してリード。バックアップスコアを出さなかった都築虹帆に対して松岡亜音は5.00に7.00を重ねて逆転に成功するが、後半に都築虹帆が6.40を出してトップを奪い返して2022年の台湾以来の優勝。キャリアでは2度目のQS勝利を獲得してランキングも6位から2位に浮上している。

「優勝することができて、心の底からすごくうれしいです。いつも応援してくださっている皆さんに感謝の気持ちでいっぱいです。コンディションがハードだったのですが、自分のベストを尽くすためにはどの波に乗るかというシンプルな作戦でした。(決勝の1本目の波で8.50をマークした時は)体が反射的に動いてガッツポーズが出ました。(9月17日から開幕する)日向も木崎浜同様にすごく好きな場所なので、そこで試合ができるのが楽しみです」

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男子プロジュニア

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男子プロジュニアはファイナルも4人ヒート。

海外勢が強く、日本人選手は茅ヶ崎出身の小濃来波のみ。
序盤にテールハイのエアーリバースをメイクして7.75を出したインドネシアのブロンソン・メイディが主導権を握り、5.50のバックアップスコアを重ねてトータル13.25で今シーズン2度目の優勝。
小濃来波は5ポイントを2本揃えて2位になった。

女子プロジュニア

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女子プロジュニアは松岡亜音、松野杏莉、中塩佳那、池田美来がファイナル進出。

SFの時よりも更にサイズアップしたハードコンディションの中、松岡亜音が1本目で5.25を出し、5.00を重ねてトータル10.25で優勝。
他3名は苦戦して2、3ポイント台のロースコア止まりだった。

次のイベントは9月17日〜21日に宮崎県日向市お倉ヶ浜で開催されるQS3,000『IBK日向プロ』並びに『IBK日向プロジュニア』

『IBK宮崎プロ』結果

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1位 鈴木仁(JPN)
2位 加藤翔平(JPN)
3位 稲葉玲王(JPN)、安室丈(JPN)

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女子
1位 都築虹帆(JPN)
2位 松岡亜音(JPN)
3位 野中美波(JPN)、中塩佳那(JPN)

『IBK宮崎 Pro Junior』結果

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1位 ブロンソン・メイディ(IDN)
2位 小濃来波(JPN)
3位 ノア・アークフェルド(PHL)
4位 マデ・アリヤナ(IDN)

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女子
1位 松岡亜音(JPN)
2位 松野杏莉(JPN)
3位 中塩佳那(JPN)
4位 池田美来(JPN)

「The Open Surfing Miyazaki Series」公式サイト
https://theopensurfing-japan.com/

(空海)

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