サーファーであれば、あのサーフスポットに行ってみたいなといった憧れのサーフスポットがある方は多いと思います。
その場所がアジアと言った近場であれば比較的簡単に実現できるのですが、物理的に遠く離れたエリアともなれば後回しになり、ただ時が過ぎていき死ぬまで行けず仕舞いとなるケースも珍しくないでしょう。
そんなケースが私にも当てはまり、なかなか実現出来なかったサーフエリアが中南米。
もともと2020年の秋に行こうと考えていたものの、コロナ禍となって海外サーフトリップなど夢のまた夢となることに。
その後はコロナが少し落ち着いてきてから情報収集していると、今度は物価高と円安の波が押し寄せ、コロナ前に見ていた日本からメキシコシティへの直行便が15万円ほどだったのに、約2倍の30万円ほどに跳ね上がっていたのです。
しかも、現地の物価は日本とほとんど変わらないとの情報も得ていたので、とてもじゃないけど長期トリップは厳しいかなと思い、及び腰となっていました。
でしたが、日本にいると感覚がバグってしまうのですが、世界的に年々物価が上昇するのは当たり前な現象。
よくよく振り返ると日本でも航空券は年々上がっていて、今では信じられませんが20年弱前に大韓航空の直行便でロサンゼルスに行った時のエアチケットはセール時期を狙ったわけではなく往復で2万円台でした。
そう考えると今が一番安いんだと自分に言い聞かせる事ができ、中南米サーフトリップを実現することに。
海外サーフトリップする理由
コロナ後になってから年間で半年ほどは海外にいるので、なんでそんなに海外に行くのか聞かれる事があります。
その理由はシンプルで、日本人として日本で育ってきたので、日本にいると大抵の出来事は想定の範囲内に収まってしまうため刺激が少ないのです。
海外に出ると信じられないような行動や言動も日常茶飯事で、その点に胸が躍るからこそ海外に出ているのだと思います。
そしてサーフィン好きなので波が良いインドネシア滞在が多いのですが、2022年と2023年はそれぞれ年間で4か月ほどインドネシアに滞在し、ある程度慣れてしまい刺激が薄れてしまいました。
そこでラテンアメリカのスペイン語圏に飛び込み、新たな経験を重ねようと決めました。
中南米ファーストデスティネーション
日本から中南米の直行便はメキシコシティしかないので、まずはメキシコへ飛びました。
そして最初に訪れたエリアが、メキシカンパイプラインで知られるプエルト・エスコンディードのシカテラビーチ(Zicatela Beach)。
ちなみに、シカテラビーチの語頭は「Z」なので、アメリカ人は「ジカテラ」と発音しますが、スペイン語では「ザ行」の音がなく「サ行」になるので「シカテラ」となるようです。
そしてメキシカンパイプラインに来て波チェックすると、その日は4~6ft程度の予報だったのですがヤバい。
何がヤバいって、長めのピンテールとゴリゴリなビッグウェイブ用のガンを持ってるサーファーが多く目に付くのです。
頭サイズほどなら入りたいなと思ってたけど、ここでのサーフィンは別世界なのだなと実感させられました。
ファーストストップからこれほどインパクトがあったので、今後はどうなってしまうのか!?
これからも私にとってのドリームトリップをSNSを通じて発信しているので、興味のある方は一緒に楽しんで下さい。
※本コーナーでは、波情報BCM内で公開されているコラムの一部を掲載しています。
(World Surf Movies)