WSL主催の20歳以下の世界一を決めるWJCこと『World Junior Championships』が2025年1月13日〜19日に開催。
WJCは過去にジョエル・パーキンソン(AUS)、サリー・フィッツギボンズ(AUS)、アンディ・アイアンズ(HAW)、ガブリエル・メディナ(BRA)、今年クオリファイを果たし、オリンピアンでもあるヴァヒネ・フィエロ(FRA)などが栄光を手に入れている。
会場は初となるフィリピン。QS、LQSの舞台でお馴染みのルソン島のラ・ウニオン。ライトのポイントブレイクで「アービズトンドビーチ」が選ばれ、世界各国の7つのリージョナルから選出された男女24名が集まり、頂点を争う。
「ワールドジュニアチャンピオンシップは、ワールドサーフリーグの中でも最も名誉あるイベントの一つ。優勝者は未来のCTでのワールドタイトル争いが期待され、これからのジュニア選手たちが一対一で世界の舞台に立つ素晴らしい機会を提供します。私にとっても、この大会に出場して優勝することはプロサーフィンキャリアのハイライトでした」
ジェシー・マイリー・ダイヤ
2枠のワイルドカードを得た開催国
WJCにはオーストラリア/オセアニア、アジア、アフリカ、ヨーロッパ、ハワイ/タヒチ・ヌイ、北アメリカ、南アメリカの7つのリージョナルから男女2名が選出され、その他に1名のワイルドカード枠が与えられる。
また、開催国フィリピンには2枠のワイルドカードが付与される。
フィリピン観光促進局のCOOであるマリア・マルガリータ・モンテマヨール・ノグラレス氏は「私たちの国の海岸線の美しさをアピールするだけでなく、大きな観光振興につながります。また、フィリピンのジュニアサーファーたちが世界最高の選手たちと競い、学ぶ貴重な機会です。この大会は、ラウニオンがプレミアムサーフィンスポットであることを再確認するとともに、フィリピンを世界のサーフィン地図に載せる一助となります。イベントのスリルを超え、観光業を盛り上げ、地元ビジネスを支援し、フィリピンのサーフカルチャーを世界に紹介することで、国民の誇りを育む機会を提供できることにワクワクしています」と声明を発表している。
アジア代表は?
WJC出場に関係するポイントは2023年11月29日〜2024年12月。
アジアリージョナルでは11月29日〜12月3日にインドネシア・マノクワリで開催される『Manokwari Pro Junior』、12月10日〜17日に中国・海南島で開催される『International Hainan Surfing Pro Junior』と2イベントが残っている。
現在のランキングを見るとメンズは上位2名がインドネシアで、特にブロンソン・メイディは3度の優勝で総合3,600ポイントと圧倒的。
2位のマデ・アリヤナ(IDN)も3,200ポイントと3位以下を引き離している。
ウィメンズは日本人選手が上位を独占。
3勝の池田美来、2勝の中塩佳那が2位以下を引き離している。
WSL公式サイト
http://www.worldsurfleague.com/
(空海)