世界一有名なサーファーであり、「サーフィンの神様」とも称されるジェリー・ロペス。
その息子のアレックス・ロペスは世界一ユニークな環境で育ったサーファーと言われている。
ロペス一家は子供の教育を考えてオアフ島・ノースショアから全く違う環境のオレゴンに移住。
アレックスはサーフィンよりもスノーボードでグライドする感覚を覚え、プロスノーボーダーにもなった。
一方、オレゴンにはリバーサーフィンが可能な川があったため、サーフィンにも没頭。
のちに父と同じシェイパーの道を歩むことになる。
アレックスがシェイパーの道を極めた一つの理由としてガールフレンドのリア・ドーソンの存在があった。
ロングから短いフィッシュまでスタイリッシュに乗りこなすリアはステファニー・ギルモアと並ぶほどのスタイルマスターとして有名で、アレックスは彼女に合うボードを創ったのだ。
また、リアと共にオーシャンサイドに移住したアレックスはライアン・バーチ、リッチ・パベルなどの才能溢れるシェイパーと交流してその技術を磨き続けている。
そんなアレックスがバリ島のウルワツにあるジェイ・ネルソンが設計した新しいシェイプルームに訪れ、何本かのボードを創り上げた。
このシェイプルームは世界有数のレフトのポイントブレイクであるウルワツに歩いて入れる距離にある最高の環境。
テストライダーは数年前のハワイで親友になったノア・ミズノ。
彼もまたロングから短いフィッシュまでスタイリッシュに乗るサーファーであり、アレックスのシェイプスタイルに合う最高のサーファーである。
本題のアレックス・ロペスがサーフボードを創る理由とは?
「サーフボードを創ることはゼロから形にしていくクリエイティブな作業なんだ。本当に素晴らしい表現の場だよ。クリエイティブになれるし、自分の手で何かを制作することは本当に楽しいんだ」
(空海)