マウイ島のジョーズの『Peahi Challenge』がデジタル形式で復活!

ビッグウェーブサーフィンの中でも権威があるイベントの一つ、マウイ島の「Pe’ahi」、通称ジョーズを舞台とした「Peahi Challenge」
これまでWSLのBWTの1戦として開催されていたが、2019年12月12日にビリー・ケンパーとペイジ・アルムスが優勝したイベントを最後に開催を見送られ、今シーズンはインフラの問題などでスケジュールからも外されることになっていた。

その『Peahi Challenge』がマウイ出身のビッグウェーブサーファーで、ウォーターパトロール界において世界的に知られる団体「Pe’ahi Hui」の創設者であり、多くのビッグウェーブサーファーの命を救ったことで評価されているダニエル・ゴールドバーグ氏の企画により、デジタル形式の『digital Pe’ahi Big Wave Surf Awards』として復活する。

ジャッジとカテゴリー

『Peahi Challenge』の開催期間は2024年11月1日から2025年2月28日。
サーファーはシーズン中のベストライドを映像、写真で提出して5名のジャッジによって選出される。
ジャッジクライテリアは波のサイズ、スタイル、全体的なパフォーマンス。

5名のジャッジとカテゴリーは以下。
・マーク・ヒーリー
・ケアラ・ケネリー
・ジェイミー・スターリング
・ショーン・ロペス
・ミカ・ニッケンス


・Best Ride
・Best Tow
・Breakthrough Performer
・People’s Choice
・Biggest Wave of the Season

パドルでのベストライド、トーインでのベストライド、ブレイクスルー・パフォーマンス、ファン投票、シーズンで最も大きな波と5つの賞が男女それぞれ平等に用意されている。

賞金総額は6,000ドル(日本円で約900万円)と他イベントに比べて少ないが、その資金は全てマウイ島のノースショアでのサーフィンを支持する地元企業や団体、個人から提供されている。

「デジタル形式でPe’ahi Challengeを再開できることに非常に興奮しているよ。通常、このイベントは招待制で、フルタイムのプロビッグウェーブサーファーに限定されているが、今年はもっと幅広い層に参加の機会を提供する。今冬、Pe’ahiで信じられないような波に挑戦したい男女を称える場にしたいと思っているよ!」
ダニエル・ゴールドバーグ氏

参加要件とルール

1:提出の形式
2つの異なる写真アングルと1つの動画アングルを提供する必要がある。
提出には日付とタイムスタンプが明確に記載されている必要がある(検証用)

2:男女別の受賞部門
このアワードは男女ともに参加可能で、各カテゴリーに男女別の賞が設けられている。

3:提出期限
すべての提出はハワイ時間の2月28日深夜までに完了する必要がある。
(例外は認められない)

4:契約書の締結
アスリートおよび写真家は、提出された写真や名前を大会のプロモーションに使用することを許可する契約書に署名する必要がある。

5:有効なライドの条件
審査対象となるライドは、「完全なライド」であることが求められる。
条件: 波をチャネルまで乗り切る、またはキックアウトする必要がある。
ただし、「ワイプアウト(失敗ライド)」部門への提出は例外として認められる。

これらのルールは、参加者が公平で高品質な競技に貢献できるよう設けられている。

賞の有力候補と言われているのはローカルのカイ・レニー、アルビー・レイヤーなど。
また、タイラー・ラロンドなどが素晴らしい映像を残している。


『Peahi Challenge』公式サイト
https://www.peahichallenge.com/

(空海)

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