Red BullのYouTubeチャンネルで世界中のサーフコミュニティに迫るシリーズ「NO CONTEST」の日本編がついに公開。
本動画でホストを務める五十嵐カノアが、動画公開に先駆けて来日。都内会場で行われた試写会とトークショーに参加し、その想いを語った。
Red Bull Surfing ‘No Contest Tokyo’
Red Bull SurfingのYouTubeチャンネルで公開されているシリーズ「NO CONTEST」とは、文字通りコンテストジャージを着ていない、大会以外の映像を用いて、アスリートがその地に根差しているサーフカルチャーを様々な視点で紹介するドキュメンタリー。
今回「No Contest Tokyo」では、2024年秋に来日した五十嵐カノアが、湘南や千葉で繰り広げたサーフセッションを軸に、世界的に活躍する日本人プロサーファーや、日本トップレベルのシェーパー、日本が世界に誇るウェットスーツ技術などに触れながら、日本のサーフカルチャーを伝えていく内容だ。
作品の中では、世界的に活躍している日本人プロサーファーの大野“Mar”修聖、大橋海人、小林直海らも登場。Sequence Surfboardsの蛸操氏や、YU Surfboardsの植田義則氏といった日本トップレベルのシェーパーもフィーチャーされている。
トークショーに大野修聖、大橋海人も登場
試写会後は、五十嵐カノア本人を交えたトークショーも開催。本作品内にも登場する大野修聖、大橋海人も参加し、五十嵐カノアとの関係、本作品に関しての想いやエピソードなども語られた。
本当に、世界のみんなにこのビデオ見てもらうの凄く楽しみで。みんなが日本のサーフカルチャーをどう思うか、そのフィードバックを聞くのが凄く楽しみです。
五十嵐カノア
(カノアは)子供の頃から色々なものに興味があって、そうして今プロサーファーになって、プロサーファーのステータスを彼が変えてくれたと思います。コンペティションをしながら、大学に行ったりとか、他のことを学んだりとか、色々なことをしてるんで。
で、なんかこう、 磨けば磨くほど、どんどん素敵な人間になっていって、誇りに思います。
大野修聖
やっぱり日本は何をとっても繊細で、作るものも細かく、真面目に作って、アメリカだったらちょっと大胆なイメージがあって、それが良い面もあるんですけど、日本は本当に繊細で細かくてっていうとこが良いところなので、それがウェットスーツだったり、サーフボードを作るのも、細かく自分の目で見て作り上げるってところが日本の良いところだなと思うし、その文化を残していかなきゃいけないなって思うので。カノアがこういうプロジェクトで、日本のその文化をフックアップしてくれて、海外からの目線も変わってくると思うし、自分たちもすごく嬉しいし、残していきたいなと思います。
大橋海人
なお今回の試写会では、「No Contest Tokyo」映像のほかにも、カノア自身の最新作「FIFTY」も公開。今回、来ることができなかった日本のファンに向け、最後に以下をコメント。
日本のみんなのためにビデオを作って、レッドブルのパワーと自分のStorytellingというのかな、本当にありがたいことで。またこうしたイベントのように、絶対今年やるようにするので、みんなが来れるように頑張ります。
五十嵐カノア
(THE SURF NEWS編集部)
滞在時間約48時間。束の間の来日を終えて、翌日にはハワイ・ノースショアに向かった五十嵐カノアは、現地1月27日より行われるWSL CT開幕戦「Lexus Pipe Pro」に出場する。