(ケイトリン・シマーズ) PHOTO: © WSL/Tony Heff

「バックドアオンリーの長い1日は女子がラウンドオブ16終了」 – F+

F+(エフプラス)

まぁ、結局水、木、金ですね。明日はサイズダウンの予報ですけど、よほどのことがない限り、コンテストピリオドの最終日の土曜日にかけるギャンブルはしないと思うので、メンズだろうな。今までの経験からすると、その予報が絶対でない限り、最終日にかけることはしないし。
本日は女子ラウンドワンの残りと男女エリミネーションラウンド、そして女子のラウンドオブ16。長い一日。

波はねぇ、結構ひどかったかな。バックドアオンリー、朝はハワイ特有のモーニングシックネスって感じで面がちょっとぼこぼこしてて、それがクリーンになったころには潮が引いて出るのが大変。砂がうまく動いてなくて地形イマイチだし、なんかいつものように海に向かって右に流れるパイプの強烈なカレントがあまり見られない。なんか違うなぁ、って感じだな。コンテスト会場の両隣、オフザウォールとエフカイビーチのほうが良かったような気がする。
それでもたまーにチョイかぶれるバックドアバレルが来て、まぁ、それをモアナ・ジョーンズ・ウォング相手に負けてたあのタイミングでつかんじゃうのが、ケイトリン・シマーズのケイトリン・シマーズたるゆえんなんだろう。

(モアナ・ジョーンズ・ウォング) PHOTO: © WSL/Brent Bielmann

こういうバックドアコンディションになると、レフトのバレル職人のモアナ・ジョーンズ・ウォングとかエリン・ブルックスとかは厳しくて、ふたりともラウンドオブ16で姿を消した。
これで女子はクオーターから先を残すのみ。
なので明日はメンズR32からなんだろうな。本日エリミネーションラウンドが終わったのでR32の対戦相手が確定しているけど、ジョンジョンとケリーはうまく別の山に分かれた。でもケリーの山のほうにジャック・ロビンソン。できれば当たりたくない相手。ジョンジョンの山のほうはまぁ、普通にいけばジョンジョンなんだろうな、という感じだけど、とにかくコンディションがいつものパイプではないので、どうなることやら。

(ライアン・カリナン) PHOTO: © WSL/Brent Bielmann
(ライアン・カリナン) PHOTO: © WSL/Tony Heff

R32、ジョンジョンはジャクソン・バンチ、ケリーはリオ・ワイダ。コンディション次第で飛び勝負になっちゃうとケリー危険。日本勢の五十嵐カノアはリアム・オブライエン、コナー・オレアリーはレオナルド・フィオラヴァンティと対戦する。
本日もバックドアのバックハンドチャージででかいセットをつかんで、うまさを見せつけていたライアン・カリナンはイアン・ゴーベイア。ライアン、ほんとバックドアうまいなぁ、と思う。
まぁ、バックドアにしてもパイプにしても、あのピークらしいコンディションであることを願うわけだけど、どうも予報は今いっちょで、今年のパイプはなんかエキサイティングとは遠い感じがする。

F+編集長つのだゆき

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